白昼夢な旅〜②〜

扉を開けると眩しい光に迎えられ

咄嗟に手で日陰を作り俯きながら踏み入れる


後ろでバタンっと扉が閉まる音と共に

指す光が薄らいでいく


顔を上げると目の前の光景に静止する

寂れた扉の向こうは見た事の無い景色があった


足元に広がる広大な砂地

まるで砂漠の様な、、、いや、砂漠としか思えない


しかし、そこには砂地だけでは無く

巨大な建造物の存在もあった


後ろを向くと寂れた扉が無くなっている

頬をつねると痛みを感じた


とうとう思考が可笑しくなったかとうす笑い

目の前の建造物に向かい歩き出した





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