仇討ち

打ち捨てられた骸(むくろ)は仏になれず

魂は禍々しい怨念となる


亡者の膨れ上がった悲壮な魂は

朽ちても崩れぬ強固な鎧武者へと姿を変えた


月夜の明かりの下で

血を纏った様な真紅の刃が輝く


骸の示す道筋を辿り進む

未だ絶えず骸を築く不届き者に鉄鎚を





 


















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