卒業式〜コロナ渦を乗り越えて〜


※コロナ渦が終焉した後、母校で再び再会する

という設定で書いた詩になります。





静まり返った校内に響く開閉の音

僕はスッと手を上げ迎える


少し大人びた友がマスク越しに

ぎこちない笑顔を見せた


僕等にはもう窮屈な椅子に腰掛け

久しい日々の時や苦労を話し労(ねぎら)い過ごす


懐かしい校内の隅々(すみずみ)を見歩き

広い体育館へ


ステージの上で僕等はマスクを外し投げた


朧(おぼろ)げに歌う伴奏(ばんそう)の無い

拙(つたな)い校歌斉唱


僕から友へ

友から僕への証書授与


あの日あの時に誓い約束した


僕等の卒業式を
































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