第71話:形勢逆転…… (彩乃視点)
とはいえ今のひーくんの髪の毛は生乾きの肌はカサカサのままなんのケアもしていないという色んな意味で心配になる状況なのでまずは目を瞑ってもらい、いつも自分が使っている化粧水を手に取りながら
「まずは一ヶ月くらい掛けて日焼け止めでスキンケアをする癖をつけさせようと思ってたんだけど、そろそろ慣れた? ちょっと冷たいかもしれないけど我慢してね」
「じゃんどまいにじぞどにでふどきはぬっでふし、ふかつのほきはちくちくウヒレーふへうあらあぬがにふぁれた。(ちゃんと毎日外に出る時は塗ってるし、部活の時はちょくちょくスプレーしたりしてるから流石に慣れた)」
「じゃあ明日は部活の帰りに化粧水を買いに行こっか」
「どもふぉうんひんくがひひ。(ド○ホルンリンクルがいい)」
「どう考えてもまだ早いでしょうが……はい、もう目を開けていいよ」
一通り化粧水を塗り終わったためそう言うと、彼は少しとろ~んとした目で私のことを見ながら
「じゃあ彩乃と同じやつがいい」
(っ⁉ ひーくんのお世話をしていたことによって可愛いって言ってくれ時のキュンキュンがふわ~っと快感へと変わり始めて心地いい気持ちよさを感じていたところだったのに、今のでまたじれったくなってきちゃった……)
(人間の体がこんなに色んな感じ方をできるなんて全然知らなかった……。これ以上先に進んじゃちゃったらもう、一人じゃ満足できなくなっちゃうかも)
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