第16話:体力測定あるある

よく分からないが今日は体育でシャトルランを頑張ったご褒美か気付いたらお昼の時間になっていたがまあいいだろう。ということで鞄から自分の弁当を出し、いつも通り一人でお昼ご飯を食べていると


「おい、さっきの時間のシャトルランで一組の○○が153回で学年最高記録を出したらしいぞ!」


体力測定あるあるその1。何故かクラスに一人はいる各種目の学年最高記録をどこかから聞いてきてそれを速報として大声で教えてくる奴 (99.9%が運動部所属の陽キャ)。


「○○って確かサッカー部だよな? やっぱサッカー部強いな」


体力測定あるあるその2。新記録を出した競技とそれを出した本人が所属している部活が全く一致しない。


体力測定あるあるその3。でもシャトルランだけは決まって瞬発力と持久力が重要になってくるサッカー部かバスケ部の誰かが学年最高記録を出しがち。


「でもなんか○○は後半だったせいで時間切れになって強制的に終わらされたらしいから、もっといけたんじゃないかって話らしいぞ」


体力測定あるあるその4。時間切れで先生に強制終了させられる。またこういった場合ほとんどの奴が本当は限界ギリギリだったくせして後からみんなに『まだまだ余裕だったけど云々』言い出す。


(153回でも十分凄いんだからそのまま黙ってドヤっとけよ。………というかうちのクラスには少なくとも151回以上の奴がいたはずだから、ほんのちょっとの差で負けたってことだよな? 誰だか知らねえけどそれは悔しいだろうなぁ。ってことでもう一回寝よう)

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