雪の職場で
希栗拓人
第1話 雪の職場で
転職して、ある晩。雪が降る。暇があると、これでよかったのかと思う。
年を取り、全部良いのはないです。先輩は言う。マイペースでやってください。
ここまできたんだと思うのだ。前の会社では、いろいろあった。本音が言えぬこの世は、複雑だ。 職場に行くのが楽しくもあり、ここまで来た職場と思う。
冬。季節を感じ、仕事を覚え。あの方を思いながら一日を満喫するのだ。
あるドラマを見る。なぜか見てしまい。最後の方で、冬芽の言葉が出てきた。
いつ終わるかわからぬ苦しみに。じっと耐え、春には美しい花を咲かす芽。
泣けました。泣けました。 この言葉を使えるのは、すごい方だと思うのです。
がんばります。あの方と、家族と。 いろいろとお世話してくれる職場の方に、
感謝する毎日です。ありがとう。ありがとう。 冬でない日々が続く。今年は、すれ違いの、季節のようである。 スマホと時計のベルトに、はまってしまった。これも少しのご褒美かと思うのです。同じ時を生きていく。形、針の動き。年をとって行く、その形、自分と重ねていくのもいいもんです。 ある女性飼育員の事を知り。動物の細かい事を把握しなければならず。仕事、責任。彼女は泣いていました。これを抱えながら、人は生きて行くのですね。仕事に、好きとか、生甲斐を感じなければ、やってはいけないです。 仕事ができない人の姿は情けなく感じ。その方から心配されると。泣けて。この方のためにも頑張ろうと思う。やっと一人で、できる職場。責任もありますが、なんとかクリア。ひとつ、ひとつです。夜勤明けで、バスを待つ。この時間が、なぜか、なぜか。 必ず春が来る。だから今をがんばります。 2020,2,12 拓人
雪の職場で 希栗拓人 @hirakums117
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