第38話 応仁の大乱の元凶 吉田兼倶


 草薙の剣、三種の神器の宝剣の行方をネタに天皇家を強請ゆすっていたのだろうか?


 8代足利幕府将軍義政の妻の日野富子に、取り入った吉田兼倶の吉田神道から、明治時代に神祇伯白川家の伯家はっけ神道で天皇家の神道、宮中祭事は執り行われている。


 平家の平清盛公が巨費を投じた厳島神社。


 海の中の竜宮を拝むように。


 海に没した宝剣を拝むように。


 宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した巌流島。


 長州下関の関門海峡にある無人島。


 源平合戦、治承の内乱の決戦地である関門海峡の壇ノ浦。


 安徳天皇と共に海中に没したとされる宝剣、草薙の剣。


 宮本武蔵は最初、千姫の夫である本多忠刻ほんだただときの居城である播磨国姫路城で、忠刻公に仕えていた。


 姫路城天守閣の最上階に住むとされた妖怪、長壁おさかべ


 長壁は人目につく事を嫌い、一年に一度、城主のみが会う事を許されていた。


 老婆のような姿だったとも、十二単衣に緋袴ひばかまを履いた高貴で美しい女性とも言われる。


 『老媼茶話』には、宮本武蔵が老婆から宝剣を授けられたと言う伝説が記されている。


 天智天皇の大津宮は近江国。


 中臣鎌足と中大兄皇子と蹴鞠。


 浅井長政公自刃の折の宝剣の行方。


 近江国の佐々木家と浅井家と六角家。


 佐々木小次郎が探していた宝剣の行方と宮本武蔵の木刀。


 白木の鞘。


 巌流島の海岸に打ち上げられていたとでも言うのだろうか?


 強請りのネタ。


 天皇家を強請っていた元凶を退治しなければならない。


 錦の御旗はどちらに掲げられるのか?


第38話 了


 


 


 

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