第36話 蘇我入鹿の毛髪が織り込まれた鞠


 第二次世界大戦。


 ドイツ第三帝国は、悪魔の如き所業で、ユダヤ人を大量虐殺した。


 収容所送りにされたユダヤ人が毒ガスで殺され、そのご遺体の頭髪、髪の毛を剃り、その髪の毛を衣料日本織り込み、ナチの親衛隊の衣服とした。


 悪魔の如き所業である。


 ナチの亡霊は、ユダヤ人の頭を、天才的な頭脳を持つユダヤ人を永遠に呪うつもりなのでだろうか?


 ヘルメスが北欧神話の主神オーディンになった。


 ヘルメスは、発明の神なのだが、泥棒の神出戻りある。


 ナチの亡霊は、ユダヤ人の頭を悩ませ続けているのだ。


『この御神体の蹴鞠に織り込まれているのは、あの独裁者蘇我入鹿の髑髏から削ぎ落とされた髪の毛だと言うのは本当か?』


 飛鳥井紫乃武に訊ねたのは?


 中臣鎌足が藤原になったが。中臣鎌足は鹿島神宮の神官の出だと言う説がある。


 蘇我入鹿の髪の毛が織り込まれた蹴鞠。


 御神体の鞠を蹴ると言う事は、蘇我入鹿の頭を蹴ると言う事どと同義だ。


 鞠を蹴ると苦しむ人間が居たとしたら?


 シンクロする人間を探し出す為だったとでも言うのか?!

 

第36話 了


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