ルビの頻度、について思うこと。
久しぶりのエッセイ更新となります。
前回の更新から気づけば三ヶ月経っていますが、その間に短歌を投稿していたので、活動自体はどうにか維持できていたのではないかと。
不定期更新中の連作短編ダークファンタジーをいい加減、更新しないとまずいだろうということで、そちらに最近は集中しておりました。
本当は、カクヨムコンが始まる前に、ダークファンタジーの今回更新分を連載して終わりたかったのですが間に合いませんでした。
というのも、カクヨムコンはカクヨム全体で盛り上がります。皆さん、基本的にはカクヨムコンに集中したいでしょうから、無関係の作品を更新したらお邪魔なのかな、と思うところもありまして。間に合わなかったのが申し訳ないです。
それで、こうやって、ファンタジーものを書いていて時折思うのが、「ルビの頻度」です。
もちろん、ファンタジーもの以外でも、ルビは振りますが、ファンタジーだと独自の固有名詞を作る場合もあるので、ルビが増えがちです。
今書いているダークファンタジーだと、例えば、「
どういうことかと言いますと、物語の中で何回も「天ノ人」という単語が出てくるとします。この時、カクヨムでは一話ごとに区切りながらの更新になりますが、
一話の中で同単語が始めて出てきた時のみルビを振る、
一話の中で同単語が出てくる度にルビを振る、
もしくは、
同じ章(まとまり)の中では一回しかルビを振らない。
などといったことができるわけで、読みやすさを考えるとどれが一番いいのだろうと、時々悩みます。
何回も同じ単語にルビを振っていると、逆に読みにくいような気もしまして。でも、特に、独自の固有名詞だと、一章に一回のみルビを振るだけでは読みにくいのかなと思ったり。
私は結局、基本的に、
一話の中で同単語が始めて出てきた時のみ、ルビを振るようにしています。これは、独自の固有名詞だけでなく、常用漢字外の漢字や読みにくいと思われる漢字も同様の対応でそろえています。
なお、私の場合、同単語が始めて出てくる箇所を目視で確認して、手作業でルビを振っているので、振り忘れやダブりがあるかもしれません。できる限り注意して頑張っているのですが……なかなか話数が増えると大変なので、すみません。
ちなみに、少し前に書いた短編『儚き
以下、『儚き夢世のマモリガミ』内から引用
※公開内容(同単語が出てくる度にルビを振る)
「あのモノたちは存在してはならぬもの。しかし存在したいからこそ、この
「えっと、
「そう、不確かな夢が不確かながらも存在できるこの
※ルビを最初の一回のみにした場合
「あのモノたちは存在してはならぬもの。しかし存在したいからこそ、この
「えっと、夢世がそもそも、不確かな夢たちが繋がって出来ている世界だから?」
「そう、不確かな夢が不確かながらも存在できるこの夢世ならば、自分たちも存在できる。そう思って、夢世に続く門をくぐるのじゃ」
せっかくなので比べてみましたが、どうでしょうか。
もちろん、ルビなので、ちょっとしたことではあるのですが、公開している以上、読んで下さる方のことを考えたいと思っておりまして。こういう細かいところも大事にしていきたいなと、思っています。
ということで、ルビに関するお話でした。
明日からカクヨムコンテストが始まりますが、私は例年通り、長編は参加せず、短編を思いついたら書いて参加させるつもりです。読みもマイペースに行う予定です。
コンテストに参加される方は、無理せずご自分のペースで頑張ってください。
それでは。今回もありがとうございました!
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