カクヨムコン2023参加作品振り返り(自作語り注意)

 カクヨムコンが終わりしばらく経ちましたが、カクヨムコンに参加したときは毎回一応振り返りしてるので、今回も振り返り回となります。ということで、興味のない方はスルーで大丈夫ですよ。

 今回はカクヨムコン短編賞に三作出しました。一作は過去作、二作が新規書き下ろしです。


 1.『泡沫』 ジャンル:SF

 2.『クリスマスイブをぼっちで過ごそうとしていたら、命の危機に瀕した死神から仕事の手伝いを頼まれた話』 ジャンル:現代ファンタジー

 3.『その言葉に意味を足したい』

 ジャンル:SF


 ジャンルがSFだったり現ファンだったり、舞台が未来だったり現代だったり、タイトルが二文字だったり長文だったりと、三作でバラバラですが、実は三作すべて、一人称視点で書いています。加えて、登場人物二人の会話が物語の中心であるというのも類似点。

 でも、自分で言うのもなんですが、三作はそれぞれの物語の雰囲気が違うのではないのかと思います。

 今回はそこを目指して書いたつもりです。味わいの異なる作品たちでカクヨムコンに参加したかったんですね。

 特に、『泡沫』と『クリスマスイブ略』の温度差がすごいと思います。何せシリアスSFと現ファンコメディですからね。


 三作のうち、『泡沫』はプロットあり、残りの二作はプロットなしの作品です。

 特に、『クリスマスイブ略』は書いている間に結構変わっています(この作品を書いたきっかけなどは前回のエッセイで触れています)。

 だから、本当はもっとコメディ方面にふるつもりだったのに、最後はなぜかしんみりとする良い話になってしまいました。書いているうちに、主人公が自分の過去を語り始めたのが原因です。

 『その言葉に意味を足したい』の方は、カクヨムコン短編賞フェスのお題「スタート」「危機一髪」「秘密」に加えて、二つの自主企画のお題に沿って書いたので、かなり苦労しています。いや、自分で勝手に縛りを増やしただけなのですが、縛りすぎには皆さんも気をつけて下さいね。本当に大変だったので。

 ちなみに、同じ自主企画に参加した方が読んで下さったのか、『クリスマスイブ略』に比べてpvは伸びたように思います。

 『クリスマスイブ略』も途中離脱率はかなり低めのようなので、もっと、カクヨムの皆さんの目に止まるように努力したら伸びたのかもしれないと思います。この、作品の露出を増やすというのがなかなか難しいわけですが、課題ではありますね。


 まあ、三作のpvは奮ってはいないのですが(応募総数がすごいですからね)、なんというか、自分自身が楽しく書けたから良いかという気持ちがあります。久しぶりに物語を書いて投稿して、やっぱり創作って楽しいなと思えたので、それで満足したかなと。


 以前と比べると、プロットなしで短編を書くのは慣れてきた気がしますが、やはり書き上げたあとの見直し&修正に時間がかかります。プロットありの場合よりも修正にかかる気がしますね。

 プロットありだと、プロットを書いてから本文を書くので時間がかかるわけですが、修正の時間を考えると、結局、プロットありの小説とプロットなしの小説、それぞれの執筆にかかる時間はあまり変わらないのかもと思いました。


 そういえば、『泡沫』は円城塔賞にも出しているのですが、なんと円城塔先生は参加作品全てに一通り目を通されたようでして(先生のXのつぶやきより)。拙作も読んでもらえた可能性があります。これだけでも参加して良かったなと思いました。なかなかできない体験ができました、カクヨムさん本当にありがとうございました。


 ということで明日から3月になりますね。kacは例年同様、一回くらい参加できたらいいな〜の精神ですのでお願いいたします。読むのもどこまでできるかわかりません。

 それでは。また。今回もありがとうございました!

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たゆたう一人ごと。 泡沫 希生 @uta-hope

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