得意なこと、不得意なことを書くということ。

 さて5月に入りました。最近は自主企画に参加していることもあり、久しぶりにわりと読んでます。


 参加した自主企画は、プロットに沿って物語を書くというものですが、そのプロットを消化しようとするとある問題に当たります。

 プロットのタイトルにも使われている、ブルーノートと呼ばれる音階が使われた音楽を描写する必要があるんです。

 企画主さんは、タイトルにブルーノートを使っているものの、物語内の音楽を必ずしもそうする必要はない、と語ってはいましたが、タイトルがブルーノートならば描写しなければならない気がして。


 ピアノを習ったことはありますが、音楽は詳しくありません。Cがド、Dがレ、Eがミなどドレミ以外の音の呼び方を知ってるくらいです。

 ということでブルーノートを調べました。どうやら、ジャズやブルースなどで使われる音階のこと。それ以上調べると、長音階やら半音下げるやらなんだか難しくなりよく分からず。

 ついでに言うと、ジャズやブルースを聞いたことはあってもそんなに聞いたことがないわけで。どんな曲が有名かも調べ、聞き込む必要がありました。


 それで思いました。

 企画の期間は短く、詳しくないことを調べたとしても作品には粗が出るだろう。そして、この企画は他の方も参加するのだから、その中にはきっと素敵にブルーノートを使われる方、描写される方がいるはず。


 結論。ブルーノートから逃げよう。


 ということで、作品内ではブルーノートに少し触れて、別ジャンルの音楽に逃げました。

 キャッチコピーと作品タグに載せているのですぐにわかりますね。ゲーム音楽。

 趣味としてゲームをそこそこするので(今も某モンスターを撮影するゲームをしています)、ゲーム音楽ならまだわかるんですね。


 今回のことを通して思ったのは、得意なことと不得意なこと、それぞれを描写する上での利点や難しさ。

 得意なことや詳しいことは、親しみがあるので知らないことに比べればすぐに書けると思いますし、実際にやった経験などがあれば作品内の描写に反映できます。リアルな感じが良く出ると思います。

 仮に調べる必要があっても、元々得意なことですから、苦になりにくい気がします。


 一方で、不得意なことや詳しくないことを詳細に書くと粗が出て、どこか違和感が生まれるのではと思います。

 もちろん、そうならないために、ある題材をテーマにして作品を書く時は図書館などできっちり調べてから執筆する、というのは良く聞く話ですね。

 ただ、今回のように企画の期間が短いと、付け焼き刃になる気がして。結果的に今回は逃げることを選びました。

 きっちり調べることで、自分の知識が増えることにもなりますし、得た知識を物語に落とし込んで書くことで、書くスキルも伸びる気がします。

 なので、私の判断が正しかったのかどうか、正直なところ半々だなと思っています。難しいですね。


 という感じで、今回は真面目に話してみました。ここまでありがとうございました!

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