空からイルカが落ちてきた
おこげっと
空からイルカが落ちてきた
空からイルカが落ちてきた
私の目の前に落ちてべちゃりと潰れた
なぜ?空からが落ちてきたんだろう
ここは草原
ここは砂漠
ここは森林
ここは砂浜
ここは異界
ここは天空
ここは奈落
ここは未来
ここは…
イルカが落ちた時、私は悲しくなった。
可哀想だと思った。
飛べないイルカがなぜ空から落ちてきたのか。
空から落ちる時に何を考えたのかが心残りだ。
でも、もうイルカは動かない。
大きな謎を残して。
黄金の血を流しながら静かに横たわっている。
私はそっと口づけをして。
踵を返して歩いていった。
空からイルカが落ちてきた おこげっと @okogetto
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます