色と魔法について
“色”はこの世界において最も重要なものである。そして色が誕生したことにより生まれた“時”も非常に重要な役割を持つが、それについてはまた別の機会に。
“色”は“時”や“無”と並ぶ“原始魔法”と言われている。それは、これらが世界のバランスをほとんど担っているからだ。中でも“色”はそこから派生して多くの魔法を生み出した。例えるなら、絵の具だ。
元々存在していた色から派生して個別の色が生まれる。そして個別の色がそれぞれ交わる事で、新たな色が生まれる。さらに新たな色が交わり新たな色が生まれる。まさに、絵の具で色を混ぜる時と同じ原理である。
“色”は魔法である。赤が炎で青が水である様に、それぞれの色がそれぞれの種族として存在している。多くの色が存在し、それらは尊重されなければならない。しかし、大まかな色で分類され種族とされているのが現状だ。よって、全て違う色で実は構成されている事を忘れてはならない。
また、色が魔法であることから、色が失われれば魔法も失われる。例えば、ある種族が担っていた色が失われた瞬間、魔法も失われ種族も絶滅する。水が無くなれば青色の魔法使い達は絶滅するということだ。
しかし、原始魔法の“色”は違う。赤などの個別の色は“派生魔法”と言われるが、原始魔法での“色”が絶滅する条件は、世界そのものから色が失われた時だ。つまり、色が生まれなくなった瞬間が“色”の絶滅であり、魔法の消滅である。
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