第45語 酢香手姫皇女

生没年:?-? 須加志呂古郎女

用明天皇の皇女 

母は葛城磐村かつらぎのいわむらの娘 広子(『日本書紀』)

(※当麻之倉比呂の娘 飯女之子『古事記』)

当麻皇子の同母妹

厩戸皇子の異母妹


 6〜7世紀頃の皇族。

 父である用明天皇に 伊勢斎王(9代目)に 任じられ、その後、用明(第31代)・崇峻(第32代)・推古(第33代)の3代に渡り、伊勢神宮の日神につかえた。推古女帝の時に退下し、葛城の地で薨じたと伝えられる。


 ちなみに、先代,先々代の伊勢斎王(菟道皇女、磐隈皇女)は純潔を失って解任されている。

 なお、酢香手姫皇女以前の斎宮は 彼女が任を終えて葛城に移ったと記されるのみで、稚足姫皇女を除くと他の斎宮のその後は不明。

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