第31語 淵蓋蘇文

603?〜666

高句麗末期の大莫離支(宰相)


 対唐戦争で活躍。唐と親善を図ろうとした王(第27代)を排し、新たな王(第28代)を立て権勢をふるった。

 新羅の金春秋(後の武烈王)が高句麗に救援を求めた際には彼を監禁し(642年)、後に唐と新羅の同盟という道を開いてしまった。

 高句麗は淵蓋蘇文の子供の代に内紛もあり668年 滅亡。

 淵蓋蘇文自身は 666年に亡くなっているが、高句麗と天武天皇との関係から、一説にはその正体だと疑われている。


 2006年に、韓国でテレビドラマ化された。この時期に高句麗を舞台としたテレビドラマが 韓国で相次いで制作されているが、その背景として、韓国と中国間の高句麗帰属問題がある。

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