第10語 天智天皇

第38代天皇 中大兄皇子 葛城

生没年:626〜672

在位:668〜672

舒明天皇(第34代)と

皇極女帝(第35代)の皇子。

天武天皇(第40代)の同母兄。


 645年、藤原氏の祖 中臣鎌足と謀って 当時権勢を誇っていた蘇我氏の4代目 入鹿を暗殺(乙巳の変)。その後に行われた政治改革にも中心となって携わったとされている(大化の改新)。その間、対立者の暗殺、粛清も行った。

 母 斉明女帝(第37代:皇極重祚ちょうそ)の崩御後、即位しないまま政務をとるが、白村江の戦いで大敗(663年)。

 その後、大津京に都を遷したり(667年)、水城や大野城などの防衛施設の造営、戸籍(庚午年籍:670年)を作成するなどして、唐の侵攻に備えた。668年、即位。

 はじめ弟である大海人皇子を皇太弟としていたが、後に息子である大友皇子を太政大臣という要職に就けるなどしたことが、後の内乱(壬申の乱)に繋がったとされる。

 内乱の結果、天智天皇の男系の血統は一時皇位継承から外された。

 暗殺説がある。

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