#11 月にて
アームストロングにワクワクしていた時代
私はあの頃に恋い焦がれる
漆黒の空の向こう、
星はいつもより少なく光る
月まで人類が行ける日は近いらしい
目一杯お金を貯めて次の夏に
君と月に行く夢を見る
君は笑って、私は泣く
君と私はこんなに遠かったんだ
地球からしっかりと離れても
未だに遠かったんだ
目を閉じて、宇宙の服を脱ぎ捨てて
流星めがけて飛び込む
あんな小さい地球で
欲しかったものは何にも手に入れられないまま
美しい恋も出来ないままで
君の目の前でいなくなること
許して欲しい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます