#8 古傷のうた

あの頃のことを話すと震える君の声

人を信じたくて裏切られた君の心

多くを語らない君の澄んだ目の奥


「頑張らないと」と呪文のように繰り返す

その古傷に手を伸ばす


黄色いミモザの花は今日もゆったり揺れる

君が1人でに涙を浮かべて

もう大丈夫

泣くことが出来れば君はもう

大丈夫

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