第41話

「ねえねえ、夏緒さん、聞いてほしいことがあるんですけども」

 今日も夏緒に何か話したい少女がきた。

「やれやれ、なんだい?」

「うん、オススメの本とか映画とかいろいろ議論ディベートしたい〜んですけど!!!」

「はい?」

と、思わず目が点になって、そう言ってしまう夏緒に少女は期待に満ちた顔で見てる。

「いや、そんな漠然としたこと言われても」

「でも、夏緒さんはなんでも聞いてくれるってハナシですよ」

 そう言われて、しばらく考えこむ夏緒であった。

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