第5話モーガンフリーマン

光春くんがいよいよ


変な薬に手を出したんじゃないかと


ぼくは不安で仕方がない


「10時からモーガンフリーマン」


と ずっとつぶやいている


かと思えば


「マニアックが大ヒットした歌手 マイケル センベロみたいにマッチョになりたい」


と 妙な説明口調で


なんともいえない人を目標に


筋トレをしたり


なんか怖いし


なんかずっと居てウザイので


とりあえず


警察に通報した


こっそり入手した


光春くんの尿を


渡して調べてもらうことにした


<ピンポーン>


思ったより早くやってきた


(光春くんが前科者だからか)


ぼくはドアをあけた



モ ー ガ ン フ リー マ ン

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る