森を歩く
何かに追われるようにして
此処に来ていたの
いいえ
何かを追いかける為に
此処に来ているのかもしれない
森を歩く
わたしの故郷
土の感触
緑の匂い
鳥の
帰れない時も
わたしの心は
いつも
あの景色の中にある
そして
還る日がきたら
わたしの心は
あの景色の中で
時には風になり
時には陽射しになり
時には雨になり
きっと
森を歩いているだろう
踊るような足どりで
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