いつものでない日常
また、いつものでない日常が
こうして始まる
当たり前に出来ていたことが
どれだけ有難いことだったかと
噛み締めるように思いながら
心の疲れは人を過敏にする
強ばって軋んだ不響和音が
あちこちで悲鳴のように
それでもわたし達は
遥か先に見える光明を目指して行く
いつものでない日常を懸命に生きながら
忘れずにせめて忘れずにいたいのは
思い遣りながら大切に日々を生きること
簡単なようで今は難しいことだけど
いつもの日常を取り戻すまで
いつもの心を失わないように
いつもの心を失わないように
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