眠りが怖くないように

あかりは仄かな豆電球

閉じた瞼をあけた時

夜道の月の明かりみたいに

わたしを照らしてくれるよう


洗いざらして優しくなった

枕カバーに頬つけて

胎児のように丸くなり

布団にくるまり目を瞑る


眠りが怖くないように

眠りが怖くならないように


怖い夢みて怯えても

抱きしめてくれる腕は無い

哀しい夢にうなされたって

涙は自分で拭うだけ


だからかけるのオマジナイ

わたしがわたしに言い聞かせ


眠りが怖くないように

眠りが怖くならないように


薬を一粒飲み込んで

自分で自分を抱きしめる

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