ぐったりこん

総合病院の待合室で

朝一番に来たのに

人は多くて

のぼせは酷くなってきて

1時間過ぎた頃から

意識は朦朧、生あくびばかり

2時間目に入ると

身体はユラユラして斜めに傾いでくる

3時間目過ぎた頃、やっと次に呼ばれる

ぐったりこんのわたしは

半分魂が抜けかけてる


病院通いというのも

ある程度、余力がないと

なかなかに体力を削られる


薬局で薬を貰ったら

熱ぼったくなった重い身体を引き摺り

兎にも角にもウチへ帰ろう


肌に馴染んだ煎餅布団が

倒れ込むわたしを

優しく包んでくれるだろう

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