うたた寝
雨音で、ああ降り出したのだと気づく
時計の音だけが響いている
静かなこの部屋で
気がつけばいつの間にか
うたた寝をしていたみたい
クシャミをひとつ
レースのカーテンの向こうは夕闇
立ち上がって厚いカーテンを閉める
まだぼんやりと
眠りの余韻を引きずりながら
鈍い頭痛と薄れていく情景に
クシャミをまた、ひとつ
少し疲れているみたい
心と身体が雨音に誘われて
また、うつらうつら
はっきりしない頭で
この雨はいつ止むのだろうと
そればかり、考えている
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