第三話 『ドワーフ王国の落日』 その3


 ―――それがヒトの融けたモノ?それは思いもよらぬことだった。


 暗殺妖精も賢き巨人も、真実など知らぬまま、ただいつもの狩りの中にある。


 彼らの狩りは、研磨でもあるのさ、常に上を目指し強さを練るよ。


 敵の動きを見て学ぶのだ、骨格の動きと重心の位置を。




 ―――強い敵だ、このサイズのバケモノは、彼ら『一人ずつ』では手に余る。


 しかし、彼らもまだ若く、伸びしろはまだまだ残っていた。


 見て、学び、予測し、納得する。


 猟兵どもは結論を出すのさ、ミアとガンダラは攻略法を見つけたよ。




 ―――単独では難しいが、二人がかりならどうにでもなる。


 この敵の反射速度は素晴らしい、とにかく速く、ゆえに読みやすい。


 ガンダラの槍の動きに冗長が混じり、その動きがミアに戦術を伝えるのさ。


 ガルフ・コルテスの発明だ、『ムダな動き』を信号に変えて、意志を共有する。




 ―――わかったよ、ガンダラちゃん……『誘う』ね、このデカブツを!!


 ケットシーの細くて強い脚がステップを踏み、あえて魔物の間合いへと遊ぶ。


 反射を誘発する動きに、怪物の殺意は引っかかってしまうんだよ。


 可愛い子を殺してやりたいと思うのは、邪悪な存在の定めなのか。




 ―――ミアに巨大な爪が迫り、彼女はそれをじっと待つ。


 魔物の爪が少女を襲う、しかし、斬り裂いたのは影だった。


 ミアがいたのは空振り大地を突いた、左のハサミの『上』。


 いつのまにやら『乗った』のさ、軽薄な妖精の踊りは、風よりも質量を宿さない。




 ―――そして……暗殺妖精が、ストラウスの笑みを浮かべる。


 殺意……それを浴びせられると、魔物の本能が恐怖に染まる。


 魔物は、勘がいい、まだミアは成長期。


 すでに多くの達人よりも強いが、まだまだ上に伸びていく。




 ―――魔物は『未来』に怯えたのさ、ミアがいつかたどり着く境地にね。


 その黒い瞳の奥に潜む、最強暗殺者の歌が、魔物の心を恐怖に染めた。


 反射する、右のハサミは悪夢を見せる妖精へと向かう。


 大振りで、直線的だ……読まれてしまうぞ、賢き者に。




 ―――ガンダラが、ハルバードを振り抜いていた。


 斧槍ハルバード、体躯と技術を要求する高度な武器だ。


 もちろん武人で巨人なガンダラであれば、まったくの問題なし。


 ガンダラの器用さと豪腕が、破壊力を発生させるよ!!




 ―――ミアを狙ったその右のハサミ、そこにフルスイングが叩き込まれる!!


 斧刃は甲殻へと沈み、破滅的な威力が炸裂していた。


 甲羅が割られながら裂けていく、筋肉は断たれ、動きに耐えられず千切れるよ。


 そうさ、壊れてしまう……斬られた右腕の先が、どこかへ飛んで行く。




 ―――空に踊るミアは、痛みを叫ぶ魔物にも容赦は見せやしない。


 投げたナイフは必殺の軌道を描き、魔物の左眼の一つに突き刺さる。


 痛みの連続に怯む魔物の脚が、巨人の斧槍に打たれていた。


 甲羅が破裂して、肉が爆ぜる―――爆ぜるのは、脚だけではない。




 ―――風の爆弾が、魔物の牙のあいだで爆ぜていた。


 ミアがナイフと共に、放っていた、圧縮空気の爆弾さ。


 それが解き放たれていた、爆風が魔物の顔を揺らし、牙を一つ折っていた。


 魔物が止まるのさ、そして、次の瞬間には猟兵どもが左右に踊る……。




 ―――必殺の機会を得ていた、彼らの瞳は、このとき『獣』に似るのさ……ッ!!




「ちょっと待つっすぅううううううううッッ!!」


 危ないところだった―――だが、カミラが叫んでくれていた。そうだな、助かる。ホント、助かった。あと一秒でも遅かったら?……ミアの蹴りが放つ『疾風のギロチン』が、残り一つのハサミを落としていたのさ。


 そうなれば、破綻して揺らぐ重心を射抜くように、『チャージ/筋力強化』を帯びたガンダラの槍が投げられていただろう。そして、『大地獄蟲』の頭部をそれは容易く貫き、致命的な破壊を与えてしまっていたに違いねえ。


 おそらく、それで終わっていたよ。


 ああ……二人の動きが、想像以上に良くなっていたぞ。コレ相手には、もっと苦戦すると考えていたが、失礼なハナシだったぜ。オレの読みは外れていた。二人だけでは、『大地獄蟲』を倒せないと考えていたのだがな……。


 まったく。ぬるいぞ、オレは。


 命令を口にするのが遅れて、あやうくジャスカ姫の恋人を殺させてしまうところだ。だけど、さすがオレの第三夫人だ。オレの致命的なミスを救ってくれたぜ。


 あるまじきことだが、集中を欠いていた。オレは、部下たちの『成長』―――それに思わず見とれてしまっていたのさ。子供のミアはともかく、ベテランのガンダラさえも、数週間前より強くなっていやがるとは驚きだ。


 何か、オレの知らない冒険をこなしたのかね?


 ガンダラよ……槍……いや、『斧』の達人にあったのか?……オレには心当たりが一人いるな。ルード王国軍のベヒーモス乗り―――ドワーフ族の『ギャリガン将軍』。まるで、彼と練習でも積んだかのような、力強さだったよ。


 彼の低い重心から振り抜かれる戦斧を、君は学んだように思えるのはオレの妄想かな。


 ……さて。


 とにかく、『大地獄蟲』ことロジン・ガードナー氏を殺させずに済んだのは良かった。もちろん、事情を知らないミアとガンダラは、冷たい目でオレのミスを消してくれたカミラを見ていた。


「……なーに、カミラちゃん?……今、仕留めるところだったのに?」


「本当ですよ。『流れ』は、私たちが完璧に掌握していたんですがね?」


 『狩り』を邪魔された猟兵たちは、文句たらたらだ。確かにね、あの瞬間に殺せていたら、とても気持ち良かっただろう。だが、残念。もう仕事は受けてしまったぞ。


「……ミア、ガンダラ。よく聞け。コイツは、殺せない」


「え?」


「ふむ?どうしてですかな?」


「こ、この蟲は、ロジンなんですよ!!つまり、ジャスカの恋人の、『ロジン・ガードナー』なんです!!だから、こ。殺しちゃダメなんすようッ!!」


「ええ!?ひ、ヒトなのッ!?」


「……なるほど。彼は、『罠』にされていたのですな、団長」


 さすがはガンダラ、理解が早いね。


「そうさ。一種の『地雷』だ。『大地獄蟲』に化けるという呪いだね」


「時限式で、こうなることに?」


「ふむ……可能性はあるが」


 そんな情報量をロジンに刻めば、オレは気づけたんじゃないか?罠のスイッチは、刻々動くような術ではない。そうだな、たとえば、ジャスカ姫が『彼』に接近すれば……発動する仕組みだったというのはどうだ?


 スイッチと爆弾の情報量が分散されてれば、オレも見逃すかもな。さて、スイッチか……。


 手を触れる?


 それとも、昔話みたいに口づけかな?……昔話とちがって、口づけで呪いが終わるわけじゃなく、そこから呪いが始まる邪悪なパターンだが。ほんと、悪趣味な呪いだな。うん、隠者サマとやらの性格を感じる。間違いなくクソ野郎だ。


 ……ヤツは、憎んでいやがるのか?それとも、嫌悪している?……なあ、隠者よ、貴様はジャスカ姫に対して『悪意』を持っているように思えるが、気のせいではないよな。


「しかし、なんと強い呪いか?……生きたまま、彼の肉体を、モンスターへと?」


「さあな。生きていようとも、死んでいようとも、発動したのかもしれない」


 そうだ。ジャスカ姫たちの……左手首の『紋章』。アレを利用したのかもしれないぞ。生きている時は呪いだと一目で分かるほど、強い。相当な情報量を込められる……密かに、違う呪いの術式も書き込んでおけば?


 たとえば、二つが交わることで、分散して隠していた『呪い』は補完され、結実する―――それなら、二人が接触していない時は、オレの魔眼からも『呪い』に込められた悪意を隠せるかもな……。


 もしかして……姫が生きていることも発動条件か?


 砦にあった死体の呪いは、もっと分かりにくかった。呪われたとき、生きているときと死んでいるときで、その質が変わっているのかもな。


 つまり、ロジンにかけられたのは、姫を殺すための呪いで……元々、それを狙って隠者とやらは全てを計画していたのか?バレないように、協力的に動きつつ……。


 クソ。何であれ、イヤな予感しかしない。小細工の多さで、真意を隠すような姑息な作り、『忘れられた砦』で、死体の山の『罠』に気づけなかった屈辱を思い出すよ。


「……おそらく、恋人たちが近づけば、こうなる予定に組んでやがったのさ」


「……なるほど。恋人ならば……道すがらの死体にも、近づく」


 そうだろう。だから、生きていても死んでいても、ロジン・ガードナーは『罠』になれた。そして、スイッチは姫の生死。生きていれば、罠になるし、死んでいれば何も起きなかったんじゃないか?


 そうすれば確実に姫は死ぬ。死ぬ気で作戦にあたっていた姫が、もしも生き延びてしまっても、この罠があれば確実に殺せる。


 計画された殺意だろうな、これは……。


 まったく……ムカつく野郎だ、隠者とやらよ。アンタに今すぐ会いたくなったぞ。そして、地獄に突き落としてやりたい―――。


「それって、ジャスカちゃんの彼氏で、ジャスカちゃんを殺そうとしてたの!?サイテー!!」


 状況を少しずつ把握しているミアが、最も肝心なことを叫んでいた。


 そうだ。


 恋人を利用して、お姫さまを殺すだと?サイテーな行いだな。


 くくく、左眼が熱くなるぜ。アーレスよ、焦るな。殺意はまだ必要じゃない。


「……ああ、ほんと。ムカつくハナシだぜ。なあ、ミア。許せねえよな」


「うん!ストラウスと『パンジャール』の名にかけて、殺してやる!!」


「さすが、オレの妹だな。さて、状況は伝わっただろう?……殺すのは犯人だ。とにかく、その蟲を殺してはいけない」


「そ、そだね!!ジャスカちゃんの彼氏さんだもん!?」


「ええ、そして……アミリアの代表の子息―――貴重な『駒』です」


「……ああ。VIPだ。大切に扱えよ」


 オレはそう言いながら眼帯を投げ捨て、魔眼の力を完全に解放する。さて、どうしたものかね。分析できるモノが見えればいいが……ッ!?


『アアアガアアアアアアアアアアアアアアッッ!!』


 野郎め。さっきから静かに止まっていると思っていたのは、この準備のためかよ!?せっかくガンダラが断ち切った腕を、『再生』しやがったぞ!?


「腕が……生えちゃった……」


「ふむ。『地獄蟲』には無い能力が、付与されていますな」


「ああ。まったく、とんでもない生命力だな……ッ」


「で、でも!!団長、ポジティブにとらえるっすよ!?」


「ハハ……おかげで、殺しにくくなったよね?……そうだな、カミラ。悪いコトばかりではない」


「そうっす!!」


 ……とんでもなく不幸な人生を歩んでいるカミラちゃんは、どこか幸せを感じるための閾値が低い。それが彼女の悲しい処世術かと思うと、少し泣けるぜ。


「ふむ。状況は理解しました。それで、どうするつもりです、団長?私は門外漢ですぞ?」


「お兄ちゃん、どうするの?」


 ガンダラは眉間にシワを寄せているし、ミアは不安そう。二人に解決策はない。そうさ、ガンダラは呪術には詳しくないし、ミアはこの状況をどうこう出来る技能はないからな。


 そうだよ。ぶっちゃけ、オレにも確実な作戦ってものはねえ。


 だからこそ、こんなアホな言葉を口にする。


「……オレとミアとガンダラで、時間を稼ぐぞ」


「……時間稼ぎ?そして?……なんです……まさか!?」


 おい、バカにしてる目をするな、ガンダラよ。確実な作戦など無いが、方針はある。


「ちゃんと考えている!!……カミラ、いいな?」


 そうだ。作戦の要は、カミラ・ブリーズだよ。吸血鬼である彼女なら……『闇』を統べる彼女の異能ならば……可能性だけなら、ある……もちろん、少ないけどな。


「は、はいっす!!みなさん、自分と団長に時間を下さい!!そしたら、ロジンを操っている呪いを、団長が魔眼で見抜き、自分が『闇』に変換して、喰らうっすよッ!!」


「そんなことが可能なのですか?呪いを、魔眼で見抜くのはともかく、それを喰らう!?」


「元より最低の状況だ。カミラの可能性に賭けるしかない。第五属性『闇』は、あらゆる魔力を喰らう。呪術も魔力で動いている以上、喰えないことはないだろう」


「しかし、乱暴なハナシでは?……あれだけ体と、おそらく意識を蝕むほどの強い呪いを、強引に取り除くというのは?……彼の肉体が、耐えられるのでしょうか?」


「どうなるかは、誰にも分からんのだ!!……呪いが解けるのか、それとも、ロジン・ガードナーを殺すことになるだけなのか……そこはもう賭けだ!!予測など、つかん!!だが、やらねば得られるものはないッ!!」


「ならば……今は?彼は、今、停止している……魔眼で見抜けないのですか?」


「さっきから、ずっとやっているさ。だが、この呪いは複雑で繊細すぎるし、深い……戦うぐらい魔力が派手に暴れていないと……しかも、至近距離からじゃないと……おそらく読めない」


「闘争している最中でなければ、見抜けそうにない!?……あのサイズのモンスターと接近戦をしながら、そんなことを!?」


 ……そうだよ。かなり無責任なことを言っている。その自覚はあるさ。だから、あまりその冷たい目でオレを見ないでくれると助かるんだがな、ガンダラよ?


「賛成しかねる!!」


「ああ。ムチャなことを言っているのは、分かっているぞ!!……だが!!それでも、やるべき価値があると、オレは信じている!!」


「ミアは乗ったああああああッ!!ジャスカちゃんの彼氏、殺すのイヤ!!」


「ありがとう。頼むよ、ガンダラ……お前の力が絶対にいる」


「……私は、貴方の副官です。団長の命令には、従いますよ。たしかに非常識で……とんでもないリスクです。ですが、リスクを取るメリットはありますからね」


 そうだ。ガンダラはオレのムチャな作戦に呆れ果ててはいるが、それでも『やるべき価値』があることを知っている。


 オレとカミラのような感情論からではない。『アミリア代表の息子』という戦術的に重要なカード、それを得るためのチャンスだからな。


「……頼みますよ。彼を失うのは、マズい。戦況は、とても悪いのですから」


「ああ。カミラ。ガンダラに戦術を渡すためにも、失敗は出来なくなった」


「き、緊張するっす!!」


「当然だ。いいな?オレがどうにか魔眼で、呪いの中枢を見抜いてみせる。そうしたら、お前は『闇』を使って、その呪いを力ずくで喰らえ」


「はい!!」


「で、でも!!お兄ちゃん、そんなの食べて、カミラちゃん平気!?」


 なるほど。ミアよ、カミラが『大地獄蟲』に化けるかもって心配してるんだな?……安心しろ。肉体や精神の変異?……そういう術を受け付けない体質というのもあるのさ。


「ああ、大丈夫だ。カミラは、どんな呪いを喰らったとしても、『これ以上、呪われることはない』」


「……そうっす。この身の呪いは……他の呪いごときでは、歪みもしません!!なら、自分は『これ』で、身を守るっすよ!!」


「自身の呪いを防具に使う……カミラ。団長がその呪いの痛みを、軽くしたのですね」


「はい!!……愛してもらったから……今の自分は、この身を穢す『呪い』にさえも、『絆』を感じるっすよ!!……だから……この力で、大切なヒトたちを助けさせてください!!ロジンもジャスカも……自分の、戦友なんですッ!!」


「ハハハハハハッ!!」


 オレじゃない。まさかのクール野郎、ガンダラの爆笑だった。


「な、なんで笑うんすか!?」


「いや……失礼。しかし、本当に、団長は女性の扱いが上手ですな」


「……君は誤解しているぞ。オレは素直な愛情を持っているだけさ」


「褒めているのですがね。しかし、やはり、貴方といるのは面白い!!……あれほど自虐的だった彼女を、ここまで変えますか……カミラ!!」


「は、はい!?」


「『強さ』を増した自覚があるなら!!私たちが時間を作ります!!……試して下さい、『聖なる呪い』という概念を!!」


 ふん。ガンダラめ。やっぱり、お前だって猟兵じゃないか。新たな力、新たな可能性。そういうものに、焦がれる欲を持っているな。


「そうだ。いいか?見せてやれ、オレの『聖なる呪われた娘』、カミラ・ブリーズ!!お前の力で、欲しい『未来』を掴んでみせろ!!」


「りょ、了解っす!!」


『ぎゃぎゅうぅぅ……ッ!!』


「お兄ちゃん。あいつ、動くよ」


「へへへ。野郎、そろそろ完全にハサミが治りやがったからな。いいか?殺さずに、とにかく闘う。そして、オレが魔眼でヤツの呪いの枢軸を見抜く。タフなことになるが、耐えてくれ」


「うん!!殺さず、時間をつくるんだね!!」


「ええ。団長、カミラの力を導くためにも、お願いしますよ。この作戦、どう考えても貴方が一番キツい役回りになる。死ぬことは、許されませんぞ」


「……当たり前だ。行くぞ、アーレス!!オレに、力を貸しやがれッ!!」


 とにかく魔眼に力を込める!!アーレス、お前の叡智を授けてくれ!!どうにか、ムカつくクソ隠者サマとやらの呪いをッ!!オレに見極めさせてくれよッ!!


『ギャアアアアアアアオオオオオオオオオオオオウウウウウウッッ!!』


 そして、『ロジン・ガードナー』がオレたちに牙を剥く!!


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