Fall into a trap

かのこ

Fall into a trap

ドラッグストアのお菓子コーナー。

買いに来たのは、風邪薬とトイレットペーパーとシャンプーと石鹸…と思っているのに、目的のものをカゴに入れレジに向かう途中で必ず立ち寄っちゃいます。あの吸引力には毎回驚かされます。しかもドラッグストアのお菓子って安売りスーパーより安い時があるので、ポイントもつくしちょっと買っておこうかな、という気分になって、大容量のお菓子をいくつか買ってしまいます。大容量のお菓子って、入ってる量は多いけど、一つ一つが小包装なのが便利ですよね。賞味期限も長いし、買っておこうかな、という気持ちになります。こっちのお菓子も好きだから買っておこう、と2個目の大容量のお菓子もカゴに入れて、こっちのお菓子は家族が好きだから買っておこう、ということになります。

あぁ。こんなにまとめてお菓子を買ってしまったら、事あるごとにちょっと一つばかりお菓子を摘んで次の作業をしようか、などと1日のうちで何度かお菓子を食べてしまうから危険です。そしてこれだけ買っておけばしばらくお菓子を買わなくても済む、という算段にもかかわらず、たくさんあるからいっぱい食べれるぞ、と思っちゃうから、買ったお菓子がすぐになくなっちゃって、またドラッグストアに行った時に、お菓子を買うことになります。

危険地帯だ、あれは。

そうして私は家事の合間にちょこちょこお菓子を食べて順調に腹回りに蓄えをつけていくのです。

これの解決策は、はい、簡単なものです。立ち寄らなきゃいいんです、お菓子コーナーに。見なければ欲しくならないし、お値段を見なければカゴに入れようとも思わないんですから。

ところがどっこい。近所のドラッグストアは上手いことできてる。一番奥の棚にトイレットペーパーとボックスティッシュが置いてあり、そも手前にお菓子コーナーが設置されているのです。ペーパーもティッシュもどちらも必需品。毎回ではないけれど、買う頻度は高い商品。上手い陳列を考えおって。私は毎回その罠に引っかかるのです。見ないわけがない。向こうから視界に入る様にできているんだから!

仕方ない。私も一般的な単純な消費者。張り巡らされた罠に喜んで引っかかり、欲望のままに買い物をしましょう。

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