婚約破棄された私はムカついたので♪

第1話 私はムカついたので!

私はサラリーマンである高倉健司と婚約しているのです。

婚約してて将来、安泰かと思っていると高倉健司から

どうしても会いたいからある場所まで来て欲しいと言うので

私は家を出て向かいます。

ある場所に到着すると高倉健司はもう居たので私は急いで行って

声をかけるのです。

「健司さん、いきなりどうしたの？」

「ごめんな、紗枝さん」

「何かあったの？」

「いやっ、婚約破棄したいなって」

「えっ？　婚約破棄したいのですか？」

「はい」

健司さんから婚約破棄したいって言葉を聞くなんて驚きです。

一体どういう心境の変化でしょう。

「婚約破棄したい理由って何なの？」

「特にありません」

「特にないのっ!?」

「はい」

私は心の中で特に理由もないのに婚約破棄されるってどういう事よ。

私には理解不能です。

「健司さんは婚約破棄したらどうするのですか？」

「恋愛はしません」

「そうですか」

「婚約破棄を受け入れてくれますか？」

「はい」

「ありがとうございます」

「では、紗枝さん、お元気で」

「はい、お元気で」

婚約破棄が成立すると私の恋愛って何だろうなって考えるけど、

今さら考えてもしょうがないので私は考える事をやめます。

それにしても特に理由もなくて婚約破棄されるとムカつきます。

こうなったら帰りにラーメンでも食べないとやっていけないです。

私はラーメン屋に寄ると大盛ラーメンを注文するのです。

注文した大盛ラーメンが私の所に運ばれてくると私は大盛ラーメンを

食べてるのですが、健司さんの顔が思い浮かぶとムカつくので

どんどん大盛ラーメンを食べていきます。

大盛ラーメンを食べているとスッキリしてくるので本当に不満が

解消されていきます。

大盛ラーメンを食べ終えた私は会計を済ませてお店を出ると

本当に満足しているのです。

ムカついた時はラーメンを食べる事がいいですよね。

本当にスッキリしている私がいるのでした。