挫刹はまずここを見ろ

挫刹

📝挫刹へ

お前、ホントにここ見てんの?

思いついた新作プロットに浮気したり、他所様の更新を気にしてるとオマエはこうなる



……現在、キサマは鉄の棺桶アイアンコフィンを連載している。

そうだな?挫刹ワタシ


「……そうです」


ならば、なぜ?

お前はそこで、別の新作のプロットも書いている……?


「そ、そんなつもりはなかったんです」


では、

なぜ予定にもない真新しい新作のプロットをこの二月の頭に作り出した?


「……で、出来心だったんです」


出来心?

出来心で予定にない新作のプロットを書いて……、

この今も挫賛連載中の「鉄の棺桶 アイアンコフィン」はどうするつもりだ?


「ちゃ、ちゃんと最後までは書くつもりでいるんですよ!

ただ、

ただっ!

ちょっと浮気したって言うか……」


「……最低です」


「ぶほっ!」


……見ろ。

この隣にいる、

信じていた自分の作者ダンナに浮気されてしまった憐れな「鉄の棺桶 アイアンコフィン」のアンコちゃんの顔を……。

この今の、真っ黒い完璧に鉄の棺桶のアイアンアンコちゃんの絶望が分かるか?


「……でも、その、アンコのp、PVも増えなくなってて……、

それでモチベーションが……」


PVが全てか?


「……そ、そうですッ!

PVが全てです!

PVがなきぁ生きて行けないんですよ!


ボクはァ!」


「……ワタシはもう……用済みなのですか……?」

「うぐぅッ!」


……見ろ。

こんな哀れな顔で、お前を見つめている健気なアンコの姿をッ!

お前は自分のわがままで生み出したこの作品おんなを、

人気が出なかったからという理由だけで捨てるというのかッ?


「だ、だからちゃんと最後までは書くって言ってるじゃないですかッ!」


……本当だな?


「ほ、本当です!」


では、改めて聞こう。

貴様はこのカクヨムで本気で生きていくつもりがあるのか?


「も、もちろんですッ!」


ならば、

なぜ他のユーザーの近況報告の更新ばかりを気にして自分の作品を書かないッ!

貴様は自分の作品も書かずに、ここで収入が得られるとでも思っているのか?


「そ、そんなことは……」


他人さまが更新している面白いユーザーページの様子ばかり見て……、

お前は自分の作品の続きを書かないッ!

ネットを開けば「他のユーザーは更新したかな?」

他のユーザ―は更新したかな?だッ!


キサマはその前に、とっとと自分の作品を書くべきじゃないのかッ?


「や、やろうとは思ってるんですよ!

ちゃんと書こうとはおもってるんです!

……でも、

それでも、

なぜか……他のユーザーさんのページがどうしても気になっちゃうっていうか……っ!」


それでF5を連打か?


「ぐぅっ!」


フォローしている他のユーザーさまのPVだけは増えないページだけをセコく選んで開いて!

それでF5を連打して、更新を待っているだけのか?


「ふぐぅっ!」


……挫刹よ……?

キサマはこう考えたことはないのか……?


「……え……?」


キサマの更新も……誰かが待っているのではないか?


「……そ……それは……」


お前の書いているアイアンコフィンはどうでもいいが……、

お前の近況報告だけは注目している人間がいるかもしれない、というコトは考えられないのか……?


「で……でも……アンコには……、

アンコにはやっぱりPVがつかないから……、

やっぱり、みんなワタシの事など……」


……それで新作うわきか?


「……っぐ……」


……それで……アンコを見捨てるのか?


「そ、それは……できませんッ!」


ならば書けッ!

キサマは書くのだッ!


予定通り、キサマは書いて書いて、

暇さえなくとも書きまくっって、

このカクヨムで朽ちるのだッッ!


「……で、でも……、

予定通り書くんだったら……

多分、アンコの連載と同時に別の新作おんなのこも開始して手を出すことになるかと……」


「……構いません」


「ア、アンコ……?」


「ワタシをちゃんと最後まで描き切ってくれるのでしたら……、

ワタシは全然、構いません……」


「……ア、アンコっ」


「……でも、ちゃんと……最後まで書き切って下さいね?」


「ふぐぅッ!」




……つーわけで、書け!

挫刹よ。

ここで挫刹が挫刹に強烈に断じて命じるッッ!

手を止めるな。

他を見るなッ!

貴様は、

このカクヨムで書いて書いて書きまくってから、

死に物狂いで書き倒れた後に……。


自分の現状に文句を言えッ!




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