第248話 男としてのプライドが

「あ、なるほど…… それで明日、僕について来てほしいッてェ……」

 役所へ離婚届けを提出するためだったのか。



「そォ~……、アイツの顔なんか、二度と見たくないからねェ……😔💦💦」

 ヒカリも複雑な心境なのだろう。



「ハイ…… 僕で良かったら、いくらでもヒカリさんのおともをしますけど……」

 語尾がアヤフヤになった。


「ン……😒✨✨ けどッて、何だよ」



「あのォ~……😔💦💦💦 僕もヒカリさんに内緒にしていることがありまして……」



「はァ~…❓ 何だよ…… まさか、お前も隠し子が居るとか言い出すのか」


「いえ、隠し子も元彼女もとカノもいませんよ……」

 何度も首を横に振った。



「じゃ、何だ…… 言ってみろよ」



「そ、それが……」

 なんとも言い出しにくいことだ。



 こんな軟弱な僕にも男としてのがあった。





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る