第230話 金魚すくい

「いやいや……😳💦💦 金魚の事ですよねェ~ーー……❗❗

 大きいッて言うのは❗❗」

 慌てて、僕は付け足した。


 絶対、ヒカリは周囲の人たちに誤解を招くよう発言している。

 


「フフ……✨😌✨✨」

 案の定、ヒカリはたのしげに微笑んでいる。



 その時、背後からちいさな女の子の笑い声が響いた。

「ねぇ🎶✨ ママァ~… アリスも金魚すくいしたいィ~ー✨😆🎶✨」

 おさない女の子は自分の事を『アリス』と呼んでいる。



「ン……」振り返ると見覚えのある女の子と若い母親ママの姿があった。



「ううゥ……、この母子オヤコは……😓💦💦💦」

 あの時、ヒカリが母娘オヤコだ。



「まァ~……😓💦💦」

 母親の方は僕とヒカリを見て息を飲んだ。


 しかし、さすが女の子だ。

 ちゃっかり、ヒカリの横に陣取った。


「フフ……✨😌✨✨」

 ヒカリは、笑顔で金魚に狙いを定めたみたいだ。


 ゆっくりとポイを水槽にけていった。








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