美女エリカ✨😆🎶✨💖

第77話 馬場アキラ

 夏休みの熾烈な『婚活サバイバル』も佳境を迎えた。



 しかし今の所、俺たち【婚活サバイバー】の中で上手うまく【婚活】が成功したのは、風見 友朗トモロウ、ひとりだけだ。



 当然の結果と言えば、それまでだが、いくら【マッチング アプリ】で彼女をつのっても所詮、草食系 童貞バージンボーイの集まりだ。


 薄々、やる前から結果は解っていた。




 残った中で可能性のあるヤツは、俺と優真ユーマくらいだ。


 

 俺の名前は、馬場アキラ。



 俺は、他の童貞バージンボーイたちとは、ちょっと違う。



 取り敢えず俺は経験済みだ。



 デートだってした事はあるし、少しは女性の扱い方も慣れているつもりだ。





 もっとも『素人童貞』なので、アイツらと五十歩百歩なのだが……




 そんな俺にもが微笑んだ。【マッチング アプリ】で知り合ったエリカだ。




 何度かデートをし、とうとう今夜、俺の部屋へまねく事になった。



 彼女が手料理を振る舞ってくれるそうだ。

 これは、最後の一線を越えるのに、またとないチャンスだ。





 日の暮れた頃、駅まで彼女を迎えに行った。


 蒸し暑い夏を吹き飛ばすみたいに爽やかな笑顔で俺を出迎えてくれた。



「や、エリカさん❗❗ ゴメン、お待たせ」

 目を見張るほど美貌の持ち主だ。


 さらに巨乳なので男性らの視線を一身に浴びていた。



「ううン、私も今、来た所だから……」

 笑顔で応えてくれた。香水だろうか、甘く良い匂いが俺の鼻孔に漂ってきた。


「ゴックン……😳💦💦 マジで良いの❓

 俺ン部屋トコで……」

 生唾を飲み思いきって、手を差しのべると優しく握ってくれた。



「うン…😌✨✨ 私の手料理だって大した事ないのよ」

 ゆっくりと並んで歩き始めた。



「ヘッヘェ……、エリカさんの手料理ならお茶漬けだって、最高のディナーだよ❗❗」 



「そんなに褒めたって、レパートリーが少ないから」

「良いよ❗ カレーとハンバーグと目玉焼きに、タコさんウインナーを交互に出してくれれば❗❗」

 何とか盛り上げて歩いた。


「子供かァ~❗❗」笑顔でエリカは返してくれた。

「フフ……」彼女の笑顔をみているだけで、顔がニヤついてきた。



 道行く男性らは羨ましそうに俺たち二人を見送っていた。




 こんな巨乳美女は滅多におがめないだろう。




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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