死ぬことより生きることをためらえ
亜里沙
第2話 2人目 私
私はミステリアスで誰にもホントの私は見せないの。私は魅せるものだから魅せて金銭に替えてもらうのよ
ガールズバー、ハプバー、援交
なんでもやるわ。彼氏?あぁ、居たかなそんなの。まあ私が付き合ってあげてるんだから知らなくていいことはおしえてあげないようにしてるの。知らないってことはとても素敵な事だからよ。
私の本業を説明しますね。まずオフ会という体のハプバーのようなものに参加して、モエ・シャンドン、ドンペリ、アルマンド……味の変わらないくだらないアルコールをオネダリして、、とにかく客に媚びさせるの。私は、それ以上でもそれ以下でもない。空いたボトルの金額で私にバックが入るわ。それが私の"価値"
そして生存理由。
彼氏に悪い、なんて笑っちゃうわね。彼氏って何かしら。お金をくれる?存在意義をくれる?そんな不安定な"関係"でいつでも崩れる価値なんて要らないの。私は自分の手で、自分の魅力で価値を掴み取るのよ。
おじさんには品のある、おっとりした仕草で接するわ。そしてたまに大胆な行動、あぁ。偽の羞恥心も忘れてはいけないわね。古さを理解した振りをして、若さで真似事をすればそれでいいの。
次に若い方ね。ここでは僕を呼ぶわ。私は、はしゃいだり大胆すぎる飲み方は好まないのよ。計算して行動してるのは見抜かれては行けない。特に若い人は過敏に感じ取るから要注意ね。まるで"そのまま"の自分を見せてあげてるかのように魅せるだけ。
そうね……冷酷な自分本位主義者が私。だいたい分かるかしら?
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