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頭痛は私の頭の片隅に住み着いた。


翌日、私は女王様に戻った。

頭痛による苦痛は怒りへ変え、怒りはそのまま鞭に伝わる。


新しい娘…真性のエムだった。

我慢の奥にある快楽を知ってしまった娘。

絶望の中の救いの手の温もりや優しさを知ってしまった女。


もう普通の快楽では物足りない。

彼女は開けてはならないパンドラの箱を開けてしまったのだ。


苦痛から逃れる為にわずかな快楽に、全て…思考と感情と肉体を集中する事ができる。

全身全霊で集中した快楽から得られる気持ち良さは、愛から得られる気持ち良さの比ではない。


愛してる人とのSEXより百倍以上気持ち良くなれる。

真性なマゾヒストでなければ絶対に理解できない快楽。


[-100+100=200]

数式で表現するならこんな感じ。


4日働いて休日。

けだるいままの目覚め。


頭痛は相変わらず。

我慢できる痛みのせいもあるのだが、当たり前になった。


それより気になるのが何の為に生きるのか?


頭痛…痛みは生きている証拠。

そう考えると頭痛は好きになれないが、嫌いにもなれない。

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