.47
頭痛は私の頭の片隅に住み着いた。
翌日、私は女王様に戻った。
頭痛による苦痛は怒りへ変え、怒りはそのまま鞭に伝わる。
新しい娘…真性のエムだった。
我慢の奥にある快楽を知ってしまった娘。
絶望の中の救いの手の温もりや優しさを知ってしまった女。
もう普通の快楽では物足りない。
彼女は開けてはならないパンドラの箱を開けてしまったのだ。
苦痛から逃れる為にわずかな快楽に、全て…思考と感情と肉体を集中する事ができる。
全身全霊で集中した快楽から得られる気持ち良さは、愛から得られる気持ち良さの比ではない。
愛してる人とのSEXより百倍以上気持ち良くなれる。
真性なマゾヒストでなければ絶対に理解できない快楽。
[-100+100=200]
数式で表現するならこんな感じ。
4日働いて休日。
けだるいままの目覚め。
頭痛は相変わらず。
我慢できる痛みのせいもあるのだが、当たり前になった。
それより気になるのが何の為に生きるのか?
頭痛…痛みは生きている証拠。
そう考えると頭痛は好きになれないが、嫌いにもなれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます