.31
毎回彼女はプレイの後に必ず高熱を出す…痛みによる高熱。
いつもお世話になってる不法滞在のもぐりの医師を呼ぶ。
正規の病院だとうるさいからだ。
診療費は高いが余計な事は一切、聞かない。言わない。喋らない。
毎回、消毒剤と解熱剤と、モルヒネ…痛み止めを置いていく。
普段は痛み止めは使わない。
だが今回はミスズはやけにうなされていた。
ごめんなさい。ごめんなさい。
眠りの中でも謝る。
私は彼女の細い腕にモルヒネを先生の指示通りの量を慎重に注射した…彼女はうわごとを言わなくなった。
私も眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます