ナミは３ヶ月…８回ステージに立ち…突然いなくなった。

この業界では、いなくなった人は探さない。

そういう暗黙の不文律がある。

彼女は幸せになったのだろうか…それは誰にも分からない。

幸せの価値は人それぞれ…たとえ他人が間違った幸せだと指摘しても、本人の幸せが叶う事を願うのはいけない事なのか？

彼女の願いは死ぬ事だった…願いが叶えば死も幸せなのか？

ほとんどのマゾが快楽の為。もしくはお金の為。

だが、その理由だけじゃないような気がする。

痛みや快楽でよりリアルさを…リアルな生を実感したいのだ。

自分の存在を確認したいのだ。

ナミは私に疑問を渡し、答えを持ったままいなくなった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい