第168話 履歴書と職務経歴書

 今度の患者は岸本春子32歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

岸本春子:履歴書と職務経歴書の記入で困っています。正社員で働いていたことが1度だけで、その前後に数年間フルタイムのパートで働いていました。履歴書にはアルバイトやパートタイムの履歴は記入しないというアドバイスが多く、パートタイムの職務内容も転職したい職種と違うため記入すべきではないのか?と思っているのですが、記入しないとなると前後が何年も空いてしまいます。『正社員になれなかった(ならなかった)ことが事実だからあなたが悪い』『今更無理。非正規で探した方が早いし、非正規ならすぐに受かる』という言葉はすでにいただいておりますので、ご容赦いただきたいです。

●正規雇用が1度だけ(数年前)

●パートタイム勤務が数年ある

●未経験業界への転職を志望している

上記の件で、履歴書と職務経歴書へどう記入することが採用へ繋がるのかご指導いただけると嬉しいです。

渋沢吾郎:実際やってみるしかありませんね。でも、パートタイムでもしっかりとした職歴ですよ。申し込んでみてダメだったらそことは縁がなかったとかんがえて、とにかく、何もしないで悩んでるより、やってみることが重要だと思います。会社によって違うと思いますので、採用された会社が自分にとって合っていると思うしかないですね。で、ダメだったらそこはあきらめて、次の会社に申し込むしかないですね。

岸本春子:そうですか。

渋沢吾郎:あと、持っている資格があると採用されやすいですよ。

岸本春子:わかりました。ありがとうございました。

 と、岸本春子は帰っていった。

 そして夜、吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:なあ、清子。どの業界でも、普通パートタイム勤務は立派な職歴だよな。

渋沢清子:そうよね。うちの会社は参考にしているよね。

渋沢吾郎:でも、受かるかどうか悩んでいるより、実際やってみるしかないんだよな。じゃなきゃ、前に進まないよな。

渋沢清子:そうよね。案ずるより産むがやすしと言うしね。

渋沢吾郎:ところで清子。今日はHする?

渋沢清子:そうね。私は毎日幸せ。

 と、今日の吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。

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