第162話 希望が見えない

 今日の患者は上村直人25歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

上村直人:自殺未遂をしました。首吊りです。でも、苦しくて失敗しました。親にも祖母にもこれからお金をかけてもらいたくないしダラダラ学生生活をやって結果何者にもなれなかったです。色々努力はしました。でもこういうときに限って精神病にかかってもう無気力希望が見えない。今後どうしようかと考え中です。潔く死ぬアドバイスとこれからどうすればいいのかのアドバイスを頂けないでしょうか。

渋沢吾郎:これから頑張ればいいのではないですか?これから頑張る人はいくらでもいます。努力はしたと言いましたよね。いままでと違う努力をしてはどうですか?

上村直人:ほかに頑張っている人いるんですか?

渋沢吾郎:精神病と言われても勉強して資格を取ろうとして頑張っている人もいます。人は、自分がやるべきことをやらないと、あの世に帰れないと思っていてください。人には、それぞれ役割があるんです。

上村直人:自分に役割なんてあるわけがない。

渋沢吾郎:それがあるんです。生きることで救われる人はいるんです。この世は今は助け合いです。コロナの時代になってしましましたが、助け合う心を忘れてしまっては人間社会は崩壊します。あなたに、役割がないというのであれば、私が仕事を作ってあげましょうか?お金も出しますよ。

上村直人:渋沢先生は本当に噂通りの人ですね。どんな人も救おうとしますね。

渋沢吾郎:これが、私の役割ですから。

上村直人:わかりました。私にできる仕事を下さい。

 と、吾郎は上村直人に仕事を与えて、上村直人は喜んで帰った。

 そして夜、吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:なあ、清子。いま、コロナになったけど、助け合いだよな。

渋沢清子:でも、コロナの中でみんなを助けようとする人がいるよ。

渋沢吾郎:その人の方法は大企業計画だな。

渋沢清子:そう。できたらすごいよね。みんな救われるよね。

渋沢吾郎:その人も色々大変みたいだけどな。

渋沢清子:で、今日もHしようよ。

渋沢吾郎:そうだな。それがあって一日が終わるな。

 と、今日の吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。



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