第116話 友達ととけこみたい

 今日の患者は羽島恭子15歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

羽島恭子:ある日仲が良かった友達に裏切られてから、心の浮き沈みが激しくなってしまいました。他の友達に「〇〇とこの前遊びに行った」と言われただけで私は誘われていないから友達いないのかなとひどく落ち込んでしまったり、ほんの少し友達との会話でいいことがあっただけでとても嬉しくなったり、心の浮き沈みが激しくて毎日疲れてしまいます。正直私はメンタルが強い方ではありません。どうしたら心が軽くなりますか。

渋沢吾郎:とりあえずどういう風に接すれば、友達になれるのかというと、話題が豊富だということです。面白い話、相手の悩みの相談、豆知識、儲かる話、恋話、などです。こういった情報集めには興味ないですか?

羽島恭子:なるほど。でも、裏切られたら?

渋沢吾郎:裏切った人なんか相手にしなければいいのです。人はその人だけではありません。友達になろうと思えば、いくらでもなれると思います。

羽島恭子:なるほど。で、情報はどこから集めるのですか?

渋沢吾郎:テレビとか、漫画とか、本、ネット、ラジオ、などから集めるといいでしょう。参考になりましたか?

羽島恭子:はい。ありがとうございました。

 と、羽島恭子は帰っていった。

 夜、吾郎は清子と話した。

渋沢吾郎:なあ、清子。面白い話ある?

渋沢清子:信一さんの小説は面白いと思うよ。

渋沢吾郎:そうだな。俺たちの作者でもあるからな。

渋沢清子:私、今日は眠い。最近、寝不足。

渋沢吾郎:じゃあ、今日はハグしながら寝る?

渋沢清子:うん。

 と、今日の吾郎と清子はハグナイトとなった。


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