第117話 浪人生の彼氏との恋愛
次の患者は川口舞18歳である。
渋沢吾郎:どうしましたか?
川口舞:付き合って1年の浪人生の彼氏、 恋愛感情を抑えてる、1つのことに集中すると他と両立できない、と言われ、今は好きという感情はないと言われました。でも、他の人とLINEしたり、Twitterをしたり、趣味には時間を取れているようです。(彼から送られて来た、他の人とのトークのスクショで判断しました。) 私にはLINEが1日1、2回しか来ません。しかし、それ以上に携帯は触っているようです。三月末に会って以降、一度も会いたいとは言われませんでした。(もしかしたらコロナの影響で会えないという理由もあるのかもしれません) 彼は私に飽きてしまったから、言い訳として受験を持ち出しているのでしょうか?もう距離を置くべきでしょうか?
渋沢吾郎:それは、彼氏が勉強に集中したいからでしょう。ただ、彼にとってはLINEが支えになっています。大学受験に落ちたら元も子もありません。ですが、あなたが会いたいという気持ちもわかります。LINEが毎日来ているのであなたのことは忘れてはいません。で、彼は会うと勉強がOUTになると思っているようですが、逆に愛によって勉強がはかどるようにすればいいと思います。例えば、差し入れを持っていくとかすれば、会ってくれるのではないでしょうか。あなたは彼に対してどうしたら彼の力になれるのかということを考えて、今後も付き合った方がいいと思います。彼はあなたを忘れてはいませんよ。
川口舞:つまり、受験の間は彼のためにできることをしてあげるといいということですか?
渋沢吾郎:はい。
川口舞:わかりました。ありがとうございました。
と、川口舞は納得して帰った。
そして夜、吾郎は清子と話した。
渋沢吾郎:受験勉強の間は恋愛に気が向く時間がないと思う人がいるんだよな。
渋沢清子:そんなに両立って難しいの?
渋沢吾郎:人によるな。ただ、どうやったら彼の力になれるかと考えれば、会うことはできると思うけどなあ。
渋沢清子:そうね。受験勉強の時は難しいね。
渋沢吾郎:逆に心の支えがなければ勉強がはかどらない人もいる。人それぞれだな。
渋沢清子:なるほどね。
渋沢吾郎:じゃあ、今日の夜はどうする?
渋沢清子:今日は変態プレー見せてね。
渋沢吾郎:じゃあ、変態好きな清子を見せてくれな。
と、今日も吾郎と清子はドリームナイトを過ごした。
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