第100話 使えるバイト

 今日の患者は川本恭子19歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

川本恭子:学生バイトで使えるバイトと使えないバイトというのは具体的にどの様な場面で判別されるのでしょうか?ふと疑問に思っただけなのですが、どのような行動をする人がデキると思われるのか気になります。

渋沢吾郎:与えられた仕事をこなすだけでなく、いろんなことに気がつくことも重要です。また、時間通りに出勤できることも重要です。使えるバイト生とは、指導力ではなく行動力です。

川本恭子:なんとなくわかりました。ありがとうございました。

渋沢吾郎:もう大丈夫ですか?

川本恭子:ただ、疑問に思っただけですので。

 と、川本恭子は帰っていった。

 今日の夜は清子は夜中まで帰ってこないため、吾郎はビールを飲みながら子供と遊び寝た。

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