第91話 義理の母の変な占い

 今日の患者は河上裕子46歳である。

渋沢吾郎:どうしましたか?

河上裕子:私は今、義理の母との同居にとても悩んでいます。義理の兄の家族の事情で私たちの義理の母は私たちの住むことになろうとしていますが、義理の母は変な宗教にはまっていて、その考えを押し付けます。家の家族の行動は義理の母の占いで決められます。さらに厄介なことに、義理のお兄さんや夫も義理の母のおかしな考えを認めてしますのです。

渋沢吾郎:なるほど。で、一緒にに住むのが嫌だというわけですね。

河上裕子:そうです。子供たちも義理の母親の押し付けられた考え方が嫌なのです。何とかなりませんか?

渋沢吾郎:これは難しい問題ですね。その義理の母親の行動はどのようにおかしいのかをもっと具体的には言えませんか?

河上裕子:義理の母は急に変な買い物をしたり、旅行日程などの移動も占いで決めるのです。

渋沢吾郎:これは、その占いが外れれば、それを機に夫や義理の兄に占いを信じさせなくできることができますね。まずは占いをたくさんやらせてはずれをたくさん作ったほうがいいと思います。

河上裕子:なるほど。

渋沢吾郎:占いが外れれば誰も信用はしません。バンバン占いをさせてみたらどうですか?

河上裕子:わかりました。占いが外れれば、夫を説得でき、義理の母にも意見が言えるわけですね。

渋沢吾郎:そうです。ですので、まずは占いを義理の母にたくさんやらせてみましょう。

河上裕子:わかりました。ありがとうございます。

 と、河上裕子は喜び勇んで帰っていった。

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