僕は青かったと言い、君は赤かったと言う

@odan

前書き

 あなたは自分の記憶にどれだけの自信を持っていますか?

 昨日の朝食に何を食べたか憶えていますか?

 三日前は?

 憶えていない人もいるでしょうが、全く憶えていないわけではないでしょう。なぜなら、「これは食べていない」と断言できるものがあるでしょうから。

 それさえもないとおっしゃるなら、私から言えることは何もありません。

 しかし、多くの人は一週間や一ヶ月くらいの記憶は確かだと思います。私も他人の心の中のことまでは分かりませんが、数年以内のことはだいたい思い出せるのではないでしょうか?

 大きなイベントや印象に残ったできごとであれば、何十年前でも憶えているという人もいるでしょう。



 前置きはこのくらいにして、本題に入ります。

 私が言いたいのは記憶のあいまいさについてです。人の記憶は確かにそうだと思い込んでいても、実は違うということが時々あります。

 人の脳は自然に情報を選別して、重要でない情報から忘れて行くと言います。

 しかし、憶えていようと思っていても、忘れることはよくあります。

 もしかしたら、自分が意識しているほど、その記憶は自分にとって重要ではないのかもしれません。



 こっけいな笑い話だと聞き流されることを覚悟して言いますが、これから話すことは、あなたにとっては重要ではないかもしれません。

 頭のおかしいことを言っていると思っていただいて結構です。

 しかし、心当たりがあるという方は、ぜひ心を強く持ってください。

 今、目の前にある現実があなたのすべてだということを理解してください。この話を聞かなかったことにしても構いません。



 さんざん脅しましたが、グロテスクな話をしようというのではありません。

 命にかかわるようなことでもありません。それだけは断言できます。

 ただ不安にはなるかもしれません。

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