第689話 6月12日(月)佐々木と美奈ちゃんのコント
次は佐々木と美奈ちゃんのコントです。ではスタート。
佐々木信:美奈ちゃんの夢は何?
田中美奈:佐々木君のお嫁さん。
佐々木信:それは無理だよ。俺、彼女いるし。
田中美奈:冗談。アイドルになりたい。
佐々木信:でも、アイドルの座は紗恵ちゃんに持っていかれたんじゃない?
田中美奈:だって、私のモットーはみんなの美奈ちゃんなの。
佐々木信:じゃあ、今、アイドルへの修行をしてみよう。
田中美奈:じゃあ、最初は何やるの?
佐々木信:腹筋200回。
田中美奈:そして、
佐々木信:スクワット200回。
田中美奈:そして、
佐々木信:腕立て100回。
田中美奈:で、何やるの?
佐々木信:大車輪。
田中美奈:電波少年かい。それ古いよ。でも、その女の子、凄かったよね。
佐々木信:これをYou Tubeで流せば、立派な体操選手になれる。
田中美奈:私はアイドルになりたいの。体操選手になってどうするの?
佐々木信:じゃあ、ダンスだね。
田中美奈:佐々木君はどんなダンスができるの?
佐々木信:社交ダンス。
田中美奈:それ、アイドルのセンスじゃない。佐々木君はアイドルになれないよね。
佐々木信:アイドルになりたいのは美奈ちゃんでしょ。俺はアイドルになる気ない。
田中美奈:でも、アイドルのセンスってどんな感じかなあ。
佐々木信:パタパタいっているんじゃない?
田中美奈:そのセンスじゃない。アイドルと言ったら歌よね。
佐々木信:美奈ちゃん。やっと気づいたね。俺は最初っから歌だと思ってたよ。
田中美奈:それなら最初っから言ってよ。
佐々木信:で、美奈ちゃんカラオケできる?
田中美奈:出来るよ。「I want you. I need you I love you」
佐々木信:それ俺への告白?
田中美奈:違うよ。
佐々木信:じゃあ、英語?
田中美奈:そうじゃなくて、ヘビーローテーションの歌。
佐々木信:美奈ちゃん。歌えるんだね。
田中美奈:歌はいじめ撲滅ライブのとき歌ったでしょ。
佐々木信:懐かしいね。
田中美奈:で、アイドルはいじめっ子を助けるの。
佐々木信:それはアイドルじゃなくてヒーロー。
田中美奈:でも、格闘技のできる女の子になりたい。
佐々木信:今の女の子はパワフルだね。なんで?
田中美奈:パワハラに負けないため。
佐々木信:美奈ちゃんがパワハラしちゃだめだよ。
田中美奈:私はいじめっ子じゃありません。
佐々木信:まあ、とにかく美奈ちゃんはいい子だよ。
田中美奈:佐々木君はいい人だよ。ちょっと変だけど。
佐々木信:変なのはお互いさま。
田中美奈:でも、アイドルは儲からないってホント?
佐々木信:少なくとも、信一さんはお金を払ってミュージック活動をした時期があったからね。
田中美奈:なんかレボ部の方が儲かるよね。
佐々木信:売れればね。
田中美奈:でも、私のアイドルの話はこれ1回きり?
佐々木信:後のことはわからないよ。
田中美奈:まあ、今日のコントはこれで終わりだね。
佐々木信:お疲れ様でした。
田中美奈:私って偉いの?
佐々木信:なんで?
田中美奈:様だから。
佐々木信:頑張った人はお疲れ様だからみんな偉いの。
田中美奈:佐々木君。いいこと言うね。
と、佐々木と美奈ちゃんのコントはこれで終わった。
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