第480話 1月11日(水)細菌について:第2章:細菌と免疫と組織:2-1.免疫系の細胞11

佐々木:清彦。これ、本の順にやっているんだよな。

秋山:そうだけど?

神山:次は?

秋山:本の順番だと、記憶リンパ球について。

神山:そっか。じゃあ、進めて。

秋山:どうしたの?

神山:本に沿って書いているって確認したかっただけ。

秋山:???。まあいいや。次あ記憶リンパ球へ行きます。


⑦ 記憶リンパ球

記憶リンパ球は感染の間に作られるが、病原体が除去されあた後、数か月や数年にわたって休眠状態もしくは非常に遅い増殖活性状態で生存する。

 年齢が上がると、記憶細胞の比率も上がっていくということが知らされている。これは環境から来る病原体に堪えずさらされる機会があるからである。

 記憶B細胞はある特定の細胞膜Lgを発現する。


⑧ ナチュラルキラー細胞とサイトカイン産生自然リンパ球

自然免疫系には骨髄由来の細胞から作られT細胞と類似したリンパ球の形態と効果を持つT細胞と類似したリンパ球様の形態と効果を持つがT細胞と類似したリンパ球の形態と効果がいくつか存在する。これらの細胞の主な機能は、病原体に対する早期の防御機能、ストレスや障害を受けた宿主細胞を認識し、除去することと、そして、獲得免疫応答に影響を与えていることである。ナチュラルキラー細胞はCD8陽性細胞傷害性T細胞と類似の細胞傷害作用をもつ。これらの細胞は血中を循環すると同時に多様なリンパ系の組織の中にも分布する。サイトカインを分泌する自然リンパ球はCD4陽性ヘルパーT細胞と類似の作用をもつ。CD4陽性ヘルパーT細胞は分泌するサイトカインの種類によって3つのグループに分けることができる。

自然リンパ球は血液の中ではごくわずかで、ほとんどが肺や消化管などの粘膜組織に局在する。骨髄の中にあるリンパ球の前駆細胞はT細胞やB細胞を作り出すが、これらはナチュラル細胞やB細胞を作り出すが、これらは同時にナチュラルキラー細胞やサイトカイン産生自然リンパ球の共通の前駆細胞でもある。また、ナチュラルキラー細胞とサイトカインサイン分泌自然リンパ球の両者は、特異的なマーカーや、転写因子においても、同じものを発現している。リンパ組織誘導細胞は四膳リンパ球の亜群であり、リンフォトキシンと言われているサイトカインやTNFなどを産出する

秋山:というわけで、今日はここまで、明日はリンパ組織の形態と機能についてやります。

神山:ねえ。佐々木君。信一さんはアバスーリックマン―ピレの「分子細胞免疫学」を基に書いているんだよね。

佐々木:そうだよな。清彦。

秋山:大丈夫。信一さんと連携は取れているから。

助平:で、いつまで続くわけ。

秋山:リンパ組織の形態と機能まではやりたい。ここまでやったから。

角田:じゃあ、もうすぐ終わるわけだな。

秋山:名残惜しい?

角田:早く終わってほしい。

佐々木:まあ、そういわず、信一さんは免疫の勉強でコロナに対しての対抗策を考えているんだから。

角田:でも、横槍が入りそうだな。

助平:権力っていいよな。なんでもありなんだからさあ。

名取:誰のこと言ってるの?

助平:さあ。

朝霧:「さあ」っていう人?そういう苗字の人聞いたことないよ。

亀山:こういう時、朝ちゃんのボケに救われる。

佐々木:じゃあ、今日はここまでだな。

 と今日はここで終わります。またね。

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