第434話 12月24日(土)クリスマスライブその9

 次は水戸と久美ちゃんです。

水戸:久美ちゃん。クリスマスプレゼント何が欲しい?

前田:そうね。月かな。

水戸:それはちょっと難しい。運のつきの方ならあげられるかも。

前田:どうやって?

水戸:美子ちゃんの所で占ってもらう。

前田:なんかごまかしたね。

水戸:じゃあ、後欲しいものは?

前田:5億円。

水戸:5億円当たる宝くじなら上げられるよ。

前田:なんかかわすよね。

水戸:俺も欲しいもがあるんだけど。

前田:なあに?

水戸:徳川家の埋蔵金。

前田:結局、埋蔵金は出てこなかったよね。

水戸:はかない夢だったな。

前田:水戸君は徳川家の血筋を継いでいるんでしょ。

水戸:ああ。

前田:大奥ってあったら行きたい?

水戸:今時ないでしょ。

前田:前、私見つけたよ。

水戸:どこ?

前田:駅前のキャバクラ大奥。

水戸:久美ちゃんは大奥に行かないでね。

前田:なんで、大奥に行かなきゃ水戸君と結婚できない。

水戸:なんで?

前田:水戸君は将軍なんでしょ。

水戸:今は江戸時代じゃないよ。キャバクラ大奥なんか行っちゃだめだからね。

前田:私、生活費無いよう。

水戸:じゃあ、俺が分けてあげるから。

前田:ところで、水戸君は最近いい事あった?

水戸:久美ちゃんに会えたこと。

前田:それ、信一さんの口説き文句。それ以外は?

水戸:今日、ご飯を食べられた事。

前田:それ大事だよね。小さいけどね。

水戸:そう。小さい感謝が大きな心を生むんだよ。

前田:いい事言うね。後でご褒美のキスをあげる。

水戸:キスって魚?

前田:それだと、キスって餌みたいに聞こえるよね。

水戸:ということは、俺は久美ちゃんのペット?

前田:回れ右。

水戸:ワン。って、何やらせるの?

前田:水戸君が勝手にやったんじゃない。

水戸:でも、久美ちゃんなら許してあげる。

前田:よくわからない許され方よね。

水戸:で、最後に抱きしめたい。

前田:私も。

 と、水戸と久美ちゃんはハグした。

水戸:久美ちゃん。胸少し大きくなった?

前田:静香ちゃんよりは大きいよ。

水戸:今日はいい夜を過ごそうな。

前田:うん。

 と、水戸と久美ちゃんのコントは終わった。

 以上、今日のクリスマスライブは終了します。明日からはまた、新しいことをしますのでよろしく。またね。


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