第239話 9月21日(日)レボ部の会議その2
昨日は論文を書く事が決まりました。今日は一体何が始まるのでしょうか?では。学校の部室から
佐々木:で、みんな。学園祭まで何やる?
川村:クイズ大会でもやる?
朝霧:それいいね。クイズでスッキリさっぱり悩んで答える。
阿曽部:遊びだから悩まなくていいんだけど・・・。
と、ここに美華ちゃん軍団が来た。
宮下:こんにちは。みなさんに寿司持ってきました。
名取:さすが美華ちゃん。
増田:給食の残りです。
助平:嘘つけ。なんで大トロが給食の残りなんだ?
小山:今日は弁当の日だったんです。
助平:ごめん。美華ちゃん。俺の負けだ。
佐々木:で、これで16人だ。トーナメントはどう?
朝霧:私は男子対女子がいいなあ。
佐々木:じゃあ、そうするか。みんなはどうだ?
秋山:それでいいじゃない?
名取:私もそれでいいわよ。
佐々木:じゃあ、決まりだな。恐怖のクイズ大会にしようか。
助平:負けたら服を脱ぐとか?
亀山:誰も恐怖にする必用はないんじゃない?
佐々木:じゃあ、とにかく始まり。世界初レボ部クイズ王団体戦決勝開始。
助平:佐々木。なんかそのネーミング相当無理して考えただろ。
朝霧:そうかあ。今日は決勝かあ。心臓がどくんどくんする。
佐々木:それ普通の鼓動じゃん。で、勝ち抜き戦ね。
レボ部:了解。
佐々木:では、男子チームは最初は助。
名取:女子チームは最初は朝ちゃん。
佐々木:で、ルールは互いにクイズを出し合い先に2勝したものが勝ち。
名取:じゃあ、レッツゴー。
助平:朝ちゃん。先攻はジャンケンだな。
と、ジャンケンして
助平:じゃあ、俺が負けたから俺が問題を出す。「作者の信一さんが昔作ったネットショップの名前は?ユーグレネプリンセスですが、ユーグレナとは何の意味?」朝霧:ミドリムシ
助平:正解。朝ちゃんさえてるねえ。
朝霧:助平君も正統派できたね。じゃあ、今度は私。「今日の私のコロンの香りはなんでしょう」
助平:うーん。そうきたかあ。レモン?
朝霧:正解よ。よくわかったね。
助平:そんな匂いがしたんだ。次は難しいぞ。「小学生の頃に組んだ俺と角田と水戸のグループの名前は?」
朝霧:肛門組
助平:朝ちゃん惜しい。漢字が違う。黄門組だ。俺が助さんで角田が角さんで、水戸はご隠居だ。ちょっと惜しかったね。
朝霧:えー。私は校門組って言ったのよ。
助平:それも漢字が違う。
朝霧:そんな感じがしたんだけどね。で、次は私。「今日の朝、私は何時何分に起きたのでしょうか?」
助平:朝ちゃん。それはないんじゃない?
朝霧:答えて。
助平:6時ピッタシでスッキリさっぱり。
朝霧:違います。5時59分です。ちょっと惜しかったね。
助平:んなもん解ってたまるか。次は俺。今日俺はおならを何回したでしょう。
朝霧:数えていない。
助平:なんで当たるんだあ。
と、朝ちゃんが勝った。
朝霧:やったー。私が勝ったー。
助平:なんか釈然としない。
佐々木:次の男子は俺。朝ちゃん勝負。と、その前に前のものが負けたら負けた方からクイズに答えるでいい?
名取:それが順当だわね。
朝霧:じゃあ、問題。さっき私が勝ったときどう思ったでしょう。
佐々木:どんな問題もどんなもんだい。
朝霧:正解。なんで当たるの?
佐々木:朝ちゃんの性格を考えた。次は俺。幸村塾の塾長の名前はなんでしょう。
朝霧:佐々木幸村。
佐々木:正解。朝ちゃん。よく覚えてたね。
朝霧:次は私。私は今、お金をいくら持っているのでしょうか?
佐々木:ひでー。朝ちゃん。それはひでーよ。ヒントは?
朝霧:ヒントは私の財布は今、カードしか持っていません。
佐々木:0円。
朝霧:ブーブー。220円です。いざという時のバス代をカバンに入れています。
佐々木:なるほど。財布にはないがカバンに入っているわけだな。そっちがその気ならこれはどうだ。「円周率を小数点第20桁まで言ってください。」
朝霧:3.141592653589793238462643383279。
佐々木:正解。朝ちゃんが円周率の小数点を知っているとは思わなかった。
朝霧:佐々木くんは正統派だね。
佐々木:では次は清彦。
秋山:朝ちゃん。よろしく。
朝霧:よろしく。じゃあ、問題ね。「私の名前は優香。この名前をつけた親はどんな思い出つけたのでしょうか。」
秋山:優しい香りがする女の子になって欲しいという思い。
朝霧:正解。
助平:なんでそうなるの?
秋山:次は僕、「今、時計を止めました。何時何分何秒で止まったのでしょうか?」
朝霧:うーん。今が4時12分11秒だから。6時30分0秒。
助平:朝ちゃん頭大丈夫?
秋山:正解。
助平:なんでだー。
朝霧:だって清彦くんの後ろに鏡があるんだもん。見えちゃった。ちなみに愛ちゃんのパンツも見えちゃった。
川村:朝ちゃん嘘でしょ。
朝霧:じゃあ、それを問題にするね。「愛ちゃんの今日のパンツはどんなパンツでしょう」
秋山:いちごのパンツ。
朝霧:愛ちゃん、正解?
川村:違うに決まっているでしょ。
朝霧:ブーブー。清彦くん不正解。
秋山:じゃあ、今度は僕が言うね。「愛ちゃんの今日のバンツはどんなパンツ?」
朝霧:花柄のパンツ。
川村:なんで、朝ちゃんが知っているのよ。
朝霧:着替えている時ちょっと見ちゃった。
名取:でも、清彦くんなんで愛のパンツを当てさせるのよ。
秋山:だって。みんな本当の答えが気になっているんじゃないかと思ったんだけど。
佐々木:これで、朝ちゃんは3連勝かあ。つぎは?
阿曽部:ボクが行くよ。
朝霧:阿曽部君ね。「1+1=」
阿曽部:2
朝霧:正解。
名取:朝ちゃん。相手が彼氏だと手を抜くの?
朝霧:だって、旦那を立てるのが妻の役目でしょ?
助平:旦那のどこを立てる気だ?
朝霧:えー。わかんないよー。
阿曽部:じゃあ、次は僕。「さっき朝ちゃんが立てるといったのは何を立てるということでしょうか?
朝霧:プラモデル
阿曽部:朝ちゃん正解?
朝霧:正解。
阿曽部:1本とられたなあ。1本しかないから大事にしないと。
助平:阿曽部相手が答えた答えが答えというのはひどいんじゃない?で、ちなみにどんなプラモデル?
朝霧:きのこ
助平:なんかスレスレのラインを走っているなあ。
朝霧:じゃあ、問題。「さっきのプラモデル、誰のきのこでしょう。」
阿曽部:・・・・・・。僕?
朝霧:ブーブー。私のに決まっているじゃない。せっかく簡単な問題を出したのに。
助平:どこで手に入れたの?
朝霧:おもちゃ屋さん。
助平:大人のおもちゃ屋さんだね。
川村:助の言っていることには何か引っかかるのよね。
佐々木:で、朝ちゃんが4連勝。次は?
角田:次は俺。朝ちゃん。問題をくれ。
朝霧:私のモットーは爽やかとなんでしょう。
角田:全然わからん。
朝霧:清彦くんは?
秋山:天然。
朝霧:正解です。
角田:なんか、朝ちゃんの性格ってあっさりしているというよりさせているよな。では問題。俺の歩き方はどんな歩き方なんでしょうか?
朝霧:2足歩行
角田:正解。俺の問題の引掛けで引っかからなかった奴は朝ちゃんが初めてだ。
助平:引掛けになってねーじゃん。
朝霧:では問題。「私が疲れた時に飲むのはなんでしょうか?」
角田:リポビタンD
朝霧:惜しいです。リポビタンゴールド。
角田:なんか、朝ちゃんってひねくれてるな。では問題「今日の俺が言いたい一言は?」
朝霧:「南無妙法蓮華経」
角田:なんでわかるんだあ。
朝霧:だって角田くんはお寺に住んでいるって聞いたよ。
角田:誰に聞いたんだ?
朝霧:で、私が5連勝。で、最後は?
水戸:最後は俺だ。問題カモン。
朝霧:私、朝霧優香は疲れてしまいました。でも、頑張ります未来のために、明日のために。では問題。「今の未来は何世紀でしょうか?」
水戸:普通に考えれば21世紀だよな。
朝霧:正解。水戸くん天才。
水戸:フツーに答えただけなんだが。で、問題。「俺ができる武術は何?」
朝霧:名前から言って剣道。
水戸:正解。なんか朝ちゃんって怖いなあ。
朝霧:私にとって神様は誰?
水戸:信一さん。
朝霧:ブーブー信一さんは天。神様は美子ちゃん。
水戸:言われてみると確かにそうだ。今度は俺。「俺が一番尊敬している人物は?」
朝霧:徳川家康。水戸のご老公だけに。
水戸:正解。
朝霧:男子全員を1人で破りました。みんなどう?
レオ部:ブーブー
佐々木:まあ、今日はこんな感じだろ。
川村:朝ちゃんは勝負強いよね。
佐々木:じゃあ、この後は雑談にしよう。
と、みんな雑談をして今日の部活は終わり。明日また会いましょう。
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