第215話 9月3日(火):レボ部の恋愛物語
こんにちは。清彦です。今日も爽快な日々が始まります。場所は阿曽部の会社のスタジオから。
長崎:いやあ、朕は今は爽快な気分だ。
助平:「そうかい」なだけに「そうかい」?
阿曽部::今日はクラブハウスを借りたから、そこへ一直線へ行こう。
朝霧:阿曽部君。一直線だと家にぶつかるよ。
秋山:道路沿いというべきだったね。
助平:なんか、偉いくだらん話だ。
阿曽部:そうか。偉いのか僕は。
助平:阿曽部も、さすが朝ちゃんの彼氏という感じだな。
亀山:で、そのクラブはどこにあるの?
阿曽部:隣の建物。
亀山:移動がやけに簡単だね。
助平:都合がよすぎる設定だなあ。
と、レボ部はクラブハウスへ移動した。
クラブハウスは光物が多かった。ミラーボールも見事だった。
秋山:でも、本当に一直線で来れたね。
助平:まだこだわっているのか?
佐々木:で、愛ちゃん。最初の設定は?
川村:まずは私たちレボ部が踊っていて、恋人3人軍団は椅子に座っている。そこにサスケ君が声をかけるという感じかなあ。
朝霧:声をかけるといくつになるの?
阿曽部:なんで声が掛け算になるの?
秋山:これは声は音波だから物理だね。で、これは僕にもこたえられない。
佐々木:なるほど。波動関数というわけか。
佐山:いや、声のかけるは掛け算じゃなくてかけるだからソースみたいなスパイスなんじゃないか?
秋山:それなら声のかけるは心のスパイスだね。
佐山:いくつなら3人いるから3つかあ。
阿曽部:で、こちらはカメラマンの鈴木さん。
鈴木:どうも、鈴木です。鈴の鳴る木の略です。
阿曽部:で、こちらはアシスタントの佐藤さん。
佐藤:佐藤です。料理で調味料として活躍しています。ってそれは砂糖。よろしく。
助平:なんか一癖ありそうな人たちだなあ。
名取:助も人のこと言えないでしょ。
阿曽部:で、監督は佐々木。
佐々木:どうぞよろしく。楽しくやりましょう。
助平:なんで、他人行儀なんだよ。
阿曽部:じゃあ、開始。
「第1話」サスケと3人の彼女
ある日、サスケはクラブへ行った。どうしても彼女が欲しかったからである。何とか下手な軟派でくどいてみようと思っているのである。サスケはクラブへ行く前に占い師へ行っていた。その占い師曰くあなたの待つ彼女はクラブにいる女性3人軍団のうちの一人であると。もちろんサスケはクラブへ行ったことがない。しかも高校生。だが大学生のふりしていくことにした。
助平(店員):きみ若いね。高校生はアルコール禁止だよ。あと、糖尿病の人もアルコール禁止だよ。
って、糖尿病の人がクラブに来るかって突っ込みたいのだが、たまにいるらしい。
で、サスケは1000円払って中へ入った。
中では踊っている人が数多くいる。サスケは3人を探したら、目に前にいた。しかし、どう見ても自分と同年代のように見える。サスケは思い切って話しかけることにした。
佐山:こんばんは。女の子3人で何やっているの?僕も混ぜて。
亀山:混ぜるってコーヒーみたいなこと言わないでよ。
前田:私はカフェラテかなあ。
増田:私は小学生だからコーヒー牛乳かな。
佐山:みんな子どもじゃん。ここって大人が来るところじゃないの?
亀山:あなたも高校生じゃない。
佐山:俺は占い師に恋愛運を見てもらってきたわけだ。
前田:占い師っていう言い訳はなかなかジョークのセンスあるわね。
佐山:いや、いい訳では…。
増田:あなたも本当は大人の世界へ入りたかったんじゃないの?
佐山:確かに大人の世界へ行きたいと思っていた。
亀山:あなた女性を口説くの下手でしょ。
佐山:よくわかったね。でも、なんで俺と話してくれているの?
増田:イケメンだから。イケメンというラーメン屋さんも今度紹介するね。
佐山:なんか、俺ってそんな程度?
前田:英語で言えば初心者程度かな。
佐山:で、話題は何にする?
亀山:なぞかけよね。サスケとかけて大河に乗った船とときます。その心は「ナンパ」しています。
増田:さすが恭子さん。次は私。サスケ君とかけてラーメンの種類とおきます。その心は?「イケメン」
前田:私も負けられないね。サスケ君とかけまして占い師と説くその心は「裏ない」。そう。サスケ君は裏がない性格みたいな気がする。
亀山:純情なら。こんなとこ来るのかなあ。
前田:だって占い師に聞いたんだよね。
増田:それって言い訳じゃないですか?
と4人は散々話して踊った。
亀山:今日は遅いし、明日また会いましょう。
佐山:じゃあ、3人ともメールもしくは携帯教えて?
増田:3股かけるんですか?私はいいですけど。
前田:そうね。この中で誰が一番いい女かをサスケ君に決めてもらうのものいいよね。
亀山:なんか都合よすぎる設定よね。
と4人は別れた。
佐々木:「カーット」
鈴木:上出来だったね。
佐藤:アドリブでここまでできる高校生は見たことないなあ
佐々木:で、第1話はこれで終わり。次は第2話。場所はどうする?
佐山:それぞれの家だね。
阿曽部:それならスタジオに用意しているよ。
助平:なんか朝起きたら朝飯が出来上がっている気分だな。話がスムーズ過ぎる。
阿曽部:それはあらかじめ、美子ちゃんに聞いているんだ。
助平:そうか。美子ちゃんは全部知っているのか。
神山:でもわかんないよ。運命は一瞬で変わるものだからね。
佐々木:じゃあ、阿曽部のスタジオにみんな行こう。
とみんな阿曽部のスタジオへ行って第2話が始まった。
佐々木:で、準備はいいな。じゃあ、開始。
第2話:「サスケの携帯」
サスケは家へ帰って早速携帯で3人と話そうとした。そこで友子ちゃんから電話が来た。
増田:サスケさんこんばんは
佐山:友子ちゃんかい。どうしたのかい?
増田:あのう。勉強を教わっていいですか?
佐山:いいけど、いつがいい?
増田:毎日。
佐山:毎日?
増田:他の2人の分は私が相手しますからお願いします。
佐山:ちょっとよく考えてみる。とりあえず週に1回じゃ駄目かなあ。
増田:他の2人のことを考えているのですか?私は真剣ですよ。
佐山:わかった。ちょっとよく考える。返事は明日するから。
増田:明日、返事を待っていますよ。
と、友子ちゃんとの電話は終わった。次は恭子ちゃんから電話が来た。
亀山:サスケ君?
佐山:うん。
亀山:で、さっき電話中だったから誰かから電話来た?
佐山:恭子ちゃんは鋭いね。友子ちゃんだよ。
亀山:友子ちゃんかあ。で、なんて言ってたの?
佐山:勉強教えてくれと。
亀山:じゃあ、私とも一緒に勉強しない?で、友子ちゃんには私が勉強ををしえるわよ。
佐山:うーん。早速難題が来た。
亀山:じゃあ、その難題を私と一緒に説こう。
佐山:そうだね。で、明日図書館で会おう。
亀山:そうだわね。約束よ。
と、サスケは恭子ちゃんと電話が終わった。今度は久美ちゃんからかかってきた。
前田:サスケ君。他の2人から電話来なかった?
佐山:久美ちゃんも鋭いね。電話来たよ。
前田:ねえ。私たち高校生じゃない。だけど勉強が大事よね。だから一緒に勉強しようよ。
佐山:久美ちゃん。他の2人ともそういうことになっている。
前田:なるほど。で、どうするつもり?
佐山:4人で一緒に勉強しない?
前田:なんか都合がよすぎるけどここで怒ったら負けだもんね。いいわよ。その前にこれから会わない?
佐山:でも、夜中じゃん。
前田:これは抜け駆けよ。
佐山:でもさあ・・・・・・・。
前田:じゃあ、私がサスケ君の家に行くね。
と、久美ちゃんがサスケの家に来ることになった。1日目からみんな勝負をかけてきた。一歩前に出たのが前だけに久美ちゃんが来ることになった。
佐々木:「カーット」
助平::ここで久美ちゃんが一歩リードしたみたいだな。
亀山:そうはさせないわよ。
阿曽部:じゃあ、次はサスケの家だね。これもセッティングしてあるからね。
第3話:「サスケと3人軍団」
サスケはしばらく久美ちゃんを待っていた。そしたら久美ちゃんと恭子ちゃんと友子ちゃんが来た。
佐山:何で3人来たの?
亀山:久美が出し抜くことぐらいおみとうしよ。
増田:私は占い師の美子さんに聞いたの。そして久美さんの待ち伏せ。
佐山:みんな勝負師だなあ、で、これから何する?
前田:ゲームでもしようよ。
佐山:みんなで双六を作った方がいいんじゃない?
増田:私はサスケさんだけ双六をして、止まった場所が私か恭子さんか久美さんの地点で、例えば、サスケさんが私の地点にとまったら、私のカードを引いてそのとうりにする。というゲームです。
前田:私はサイコロでカードを引いたらいいと思う。1・2が出たら私のカード、3・4が出たら恭子のカード、5・6が出たら友子ちゃんのカード。
亀山:なんか、サスケ君は料理よりおいしい思いがしそうよね。
前田:じゃあ、スタートね。
佐山:了解。で、カードはどうするの?
増田:占い師さんからあらかじめ聞いていたのでカードはあらかじめ3人で作ってきました。
佐山:なんかえらい簡単にスムーズに進む世界だなあ。
亀山じゃあ、サスケ君サイコロを振って。
とサスケはサイコロを振った。5が出た。
前田:友子ちゃんのカードかあ。
佐山:なんか緊張するなあ。
とサスケは友子ちゃんのカードを開いた。
「円周率を小数点第10位まで言えたらご褒美のキスをあげる。」
佐山:なるほど。答えられない。そういうゲームなのね。
亀山:なんか私燃えてきたよ。
増田:恭子さんはライターですか?ガス欠はしないでくださいね。
前田:ガス欠って寝ることなの?
亀山:私は簡単に寝るわけないじゃん。
佐山:じゃあ、次のサイコロを振るね。
と、今度は1が出た。久美ちゃんのカードである。
「私と恭子と友子ちゃんの3人にジャンケンで勝ったら。私の胸を触らせてあげる」
佐山:なるほど。で、最初は?
亀山:最初は私よ。絶対阻止してやる。
とサスケと恭子ちゃんがジャンケンをした。サスケが勝った。
佐山:俺って運がいいなあ。
前田:次は私ね。私はパーを出すからね。
亀山:久美。ひきりょうよ。先に答えを言って。
とジャンケンをした。サスケはチョキを出して勝った。
佐山:なんかこのゲーム面白くなってきたなあ。
前田:で、次は友子ちゃんかあ。
亀山:友子ちゃん頑張ってね。勝ったらアイスおごってあげるから。
とサスケと友子ちゃんのジャンケンが始まった。友子ちゃんが勝った。
佐山:なんか俺ってもう一歩でダメになるなあ。
前田:もしかして友子ちゃん。占い師さんにジャンケンのこときていたの?
増田:ばれました?
亀山:なんか友子ちゃんは一部始終知っているみたいだね。そう考えるとこのゲームはつまんないわね。
前田:じゃあ、やめようか。
増田:じゃあ、この辺でガス欠しよう?
佐山:ねまきはないよ。
亀山:家族は今日はいないの?
佐山:海外旅行へ行っているんだよ。
亀山:じゃあ、今日は3人でプレイする?
増田:何のゲームをするんですか?
佐山:そっちのプレイかあ。
亀山:サスケ君。3人同時は甘いわよ。あくまでもこの中からの1人だからね。
前田:でも、今日で決着をつけるのもなんか無理があるんじゃない?
亀山:じゃあ、今日は解散しようか。
と3人の女軍団は家に帰った。
佐々木:「カーット」
川村:なんか激戦だね。
助平:見ている方はおもしれーよな。
佐々木:で、続きは明日だ。明日また、阿曽部のスタジオだな。
と、みんな解散した。3人の恋愛物語は最初から激戦、選挙で言えば1人区かな。そういうわけでまた明日。
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