第214話 9月2日(月)始業式その2

そして午後・・・。

助平:しかし、なんか、ようやく学校で部活ができるな。

阿曽部:生徒会と喧嘩したからね。

佐々木:で、今日の議題は恋愛物語のシナリオ作りからだ。主役はサスケと恭子ちゃんと久美ちゃん、と友子ちゃん。

川村:そうよね。友子ちゃんは小学生だからなんか学校で活動は無理があるよね。

長崎:放課後毎日来てもらうしかないと朕は思う。

名取:しかし、サスケ君はモテモテだよね。

朝霧:持て持てって何を持つの?

川村:また朝ちゃんが暴走しだしたね。

秋山:学校のカバンじゃない?

助平:清彦はよく答えがでるなあ。

亀山:で、じゃんけんで負けてサスケ君はみんなのカバン持ちという感じよね。

佐々木:で、本題に入ろう。

名取:美華ちゃん軍団が来るまでは本題に入れないんじゃない?

佐々木:待つしかないか。

朝霧:松しかないの?梅や竹はダメなの?

秋山:美華ちゃんの寿司屋は松竹梅が揃っているよ。

助平:じゃあ、これから美華ちゃん軍団は3人だから松竹梅軍団にネーミングを変えるか?

前田:美華ちゃん軍団は美華ちゃん軍団。

名取:でも、松竹梅軍団にしたら誰が松になるかケンカになるわよね。

川村:で、とにかくストーリーはどうするの?始まりが肝心よね。

名取:どこでであったのかが大事よね。

川村:婚活パーティーにしとく?

阿曽部:高校生で婚活パーティーは発展しすぎじゃない?

川村:じゃあ、恋愛喫茶がいいんじゃない?

亀山:それいいね。恋愛喫茶で出会うのはいいよね。

川村:それだと1人を選ぶ感じだから無理よね。

助平:クラブで出会うというのはどうだ?

川村:助。いい線言っているね。

朝霧:いい線って何線?

秋山:生命線じゃない?

佐山:手相か。

助平:しかし、よく出てくるな。

増田:いや、結婚線かもしれませんよ。

亀山:確かに手相に結婚線があるよね。

助平:恋愛物語だけにか?

川村:で、とにかく出会いはクラブでO.K.ね。

助平:でも、どこのクラブを使うんだ?

阿曽部:それならうちの会社がクラブの設営をするよ。

川村:阿曽部君は何でもありだね。

助平:金持ちが友達だといい事ばかりだな。

阿曽部:でも、その恋愛物語はテープにとって売るからね。

川村::ただじゃないわけね。

阿曽部:そりゃいろいろセットするからね。うちの会社でプロデュースのサポートをしてみるようにするよ。

川村:本当に阿曽部君は何でもありだね。

阿曽部:だけど、生き返らせたりとかはできないよ。

佐々木:美子ちゃんならできるんじゃないか?

神山:佐々木君。私は単なる占い師よ。霊感が強いだけよ。

朝霧:でも、私も霊感を持ちたい。

助平:俺は性感を持ちたい。

川村:助なら言うと思った。

阿曽部:で、設営のセッティングはするとして、主人公は誰?

増田:とりあえず、私でいいですよ。

亀山:いえ。私よ。

名取:ケンカが始まったわね。

前田:まあまあ、私なら丸く収まるかな。

亀山:収まるわけないでしょ。

助平:3股かけているっていう佐助の心境を聞きたいぜ。

佐山:まあ、物語を進めていくうちに決めるよ。

増田:本当にに決めるんですか?

前田:学園祭までの恋愛ドラマで決めるわけね。

亀山:絶対決めなきゃ許さないからね。

助平:なんか、大変なことになってきたなあ。

名取:女の戦いの始まりだわね。

佐山:なんか、俺、大丈夫かなあ。

佐々木:じゃあ、決まり。舞台はクラブから始まってこの物語中にサスケは彼女を決める。これでいいかい。

助平:で、台本は無しでアドリブでやるわけだな。

佐山:なんか俺、怖くなってきた。

神山:そんなこと言うとみんな逃げちゃうよ。

亀山:で、美子ちゃん。この中の3人から誰を選ぶか教えてくれない?

前田:恭子。それは反則よ。ちゃんと勝負しようよ。

神山:こればかりは秘密よ。

助平:だが、クラブでどういう風に会うんだ?

佐山:俺がクラブへ行った時、友子ちゃん恭子ちゃん、久美ちゃんが3人一緒にいるテーブルにいる。そして俺1人で3人をくどく。

朝霧:くどくと運がつくよね。

川村:それは功徳。

助平:で、おしゃべりをして3人の連絡先を聞くわけだな。

阿曽部:話しのスタートはそこからだね。

名取:で、カメラマンはどうするの?

朝霧:生き物屋に行けばいいんじゃない?

秋山:それはカメ売りマン。

助平:そして電気屋だったらカメラ売りマン

阿曽部:カメラマンもうちの会社で用意するよ。

佐々木:じゃあ、明日は阿曽部の用意した会場で開始だ。

亀山:私なんだかドキドキしてきた。

前田:私も。

増田:私も。

名取:3人とも心臓病じゃない?

増田:恋の病ですー。

朝霧:恋の病は何科かなあ。

秋山:カウンセリングのある心療内科じゃないか?

助平:で、薬は赤マムシ。

亀山:なんか嫌な病院よね。発情させるの?子供ができたらどうするの?

秋山:いま、子供が少ないからね。どんどん作った方が経済にはいいみたいだよ。

亀山:清彦君が作ればいいじゃない?

名取:そうよね。清彦君。最低3人は作ろうよね。

亀山:静香はびくともしないね。

佐山:でも、本番の撮影の時はそこまでやるのか?

前田:そこまでって、A,B,Cってこと?

増田:えー。英語で話すんですか?

亀山:そうじゃないよ。実際にキスとかするの?という意味。

増田:なるほど。

助平:なんか、この3人エスカレートしそうだなあ。

 といった感じで今日の会話は終了です。また明日から映画の撮影が始まります。明日、また会いましょう。


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