第160話 7月31日(月)レボ部の仕事その11-5
と、朝ちゃんと阿曽部の話はここで終わりです。次は僕と静香ちゃんチームのD社での営業です。
名取:私は名取静香です。
秋山:僕は秋山清彦です。
課長:私は種田義男といいます。で、阿曽部コーポ―レーションから高校生が営業に来るって言ってたが本当に来るとは思わなかったよ。
秋山:で、今回の営業は「マインドスメル」という商品を貴社で扱った欲しいということです。
種田:なるほど。名取さんの匂いがマインドスメルなわけだな。
名取:はい。この匂いはリラックスできるだけじゃなく病も緩和します。
種田:なるほど。確かにいい匂いだ。
秋山:また、誘惑させる効果もあります。
種田:なんか、この商品は面白いなあ。
名取:この匂いでモテモテになれますよ。
種田:なんかいいことだらけだなあ。
秋山:もちろん副作用はありません。
種田:どうやらこの匂いは相手に安らぎを与えるようだ。営業するにはもってこいの商品だ。
秋山:どうですか?試供品として1本おいていきますが、みなさんで使ってください。
種田:しかし、これは魔法の匂いだなあ。よく開発で来たなあ。匂いで相手をコントロースするのは凄い。って俺も名取さんの香りでコントロールされているのかな。
名取:そうかもしれません。
種田:とにかく、わが社でこの商品を扱うかどうか検討してみよう。
秋山:ありがとうございます。
種田:で、なんで高校生の君たちが営業をやっているのだ?
秋山:自分を成長させるのが我々の部の目的ですので。
種田:クラブの方針というわけだな。
秋山:クラブと言っても六本木が中心じゃありません。学校のクラブです。
種田:しかし、六本木でのクラブでこの匂いを使ったらモテモテだろうな。
名取:この匂いは年齢関係なく効果があります。
秋山:おじいさんもこの匂いで若い子を虜にできます。
種田:これは売れそうな商品だ。というか、画期的な商品だ。会議で検討してみるよ。
名取:ありがとうございます。
と、僕と静香ちゃんの営業は終わった。
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